2016年総評が完成しました。(2017/10/10)

2009年 次点

概要    

名称犬神家の一族http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001IDYN92/[外部リンク]
ジャンル推理アドベンチャー
対応機種ニンテンドーDS
メーカーフロム・ソフトウェア
発売日2009年1月22日
価格5,040円(税込)
対象年齢CERO:C(15才以上対象)

要点    

  • フルプライスのくせに4時間クリア。そのほとんどが「ただ読んでいるだけ」
  • 移動もタッチ調査も推理イベントもない。会話中にキーワードを投げつけることで分岐するが、推理力特に必要ない
  • 金田一の頭をタッチペンでポリポリ掻くとヒントが出るが、あまり意味はない

選評    

選評案1    

ここ数年、「糞は出ない」のジンクスが破られて大量発生しているADVに
さらにノミネート級のクソゲーが投下された。
フロム・ソフトウェアから発売された「犬神家の一族」である。

DS推理ゲームによくある「移動」や「タッチ調査」などは一切なく、
ボタンで進む会話中に、手がかりを投げつけるだけ。
通常会話と重要会話の概念もなく、相手が話している途中であればいつでも使用できる。
シーンの移動や場所移動まで、すべてボタンだけで進む。
おまけに、ほとんどの分岐には「推理力」など関係なく起こり
分岐した場合は大抵ゲームオーバーになってしまう。

難しい、と思われるかもしれないが心配いらない。
そんな時のために、「金田一の頭をタッチペンでポリポリかく」という斬新な推理システムがある。
10~20秒かき続けることでヒントが現れ、どの手がかりを投げればいいかが分かる。
そこには、もはや推理の必要性はまったくない。
おまけのクロスワードや虫喰い算が、一番頭を使うというのは皮肉である。
クリアまで、およそ4時間程度だが、そのほとんどがボタン連打で
プレイにメリハリが全くないため、これ以上はやってられないと思うだろう。

見た人は犯人も動機もわかってしまうのに、
年末の原作テレビでCMをやっているのも謎であった。

選評案2    

「ADVでクソは出ない」はもはや昔話かもしれない。
フロム・ソフトウェア「犬神家の一族」の登場により今年もその法則が覆されたからだ。

DS推理「アドベンチャー」なのに「移動」や「タッチ調査」などは一切なく、
ゲームの殆どがボタン連打で進む紙芝居仕様。

タッチペンの使いどころは、金田一の頭をポリポリと10~20秒かき続けてヒントを出すという
「フケ飛ばし」にプレイヤーのやる気が吹き飛ぶ。

ミスしたらほぼエンドという分岐にならない分岐に、
会話中に手がかりを投げつける事で現われる分岐も「フケ飛ばし」で攻略できる。
そこにもはや「推理」は無い。「アドベンチャー」も無い。だが「おまけ」がある。

皮肉な事に一番頭を使い、総数約50問とボリュームもあるのがクロスワードと虫喰い算なのだ。
しかもその「おまけ」はクライマックスでも空気を読まずに遊べてしまう為、
ジャンルが「推理小説紙芝居付き『パズルゲーム』」なのではと推理したくなる。

年末、原作テレビのCMに本作を流し
「大々的にネタバレさせておいて、ネタバレ済のソフトを買わせよう」
というのも謎であった。
困惑したプレイヤーはタッチペンで自分の頭をポリポリと掻いている事だろう。

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公式サイト[外部リンク]