2010年 次点

概要    

名称プーペガールDS2 ~スウィートピンクスタイル~
プーペガールDS2 ~エレガントミントスタイル~
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00451A62M[外部リンク]
ジャンルおしゃれコーディネートゲーム
対応機種ニンテンドーDS
発売元アルヴィオン
開発元アルヴィオン
発売日2010年12月16日
価格通常:4,800円 限定:6,400円(共に税込)
対象年齢CERO:A(全年齢対象)

要点    

女性向けのおしゃれ(笑)アバター着せ替えゲームなのだが、着せ替えや買い物などの操作性が悪い上に、さまざまな不具合が露呈している。

  • 待ち合わせ時間に待ち合わせた相手がいなくてゲームが進められなくなることがある。
    • 発生するとショップでの買い物など時間を進める行動が一切出来なくなる。
    • 約束のキャンセルが出来ない時間まで進めてセーブしていた場合、初期化するしかない。
  • リボン(お金)のバランスが変。序盤はリボンが多く入手できるが購入できるアイテムが少ない、中盤はリボンが入ってこないのに高価なアイテムが並ぶ。
  • 4週間に1度あるはずのファッションショーが1回しか発生せず、出ても1000リボンがもらえない(説明書には出来ると書かれている)。
    • メーカーに問い合わせた人によると、2011年1/22に「ファッションショーの動作は仕様(説明書の誤記)」と回答を貰ったとのこと。
  • プレイ総計22時間のご褒美が「リボン-15536」。リボンがマイナスになると外に出たときフリーズし、ゲーム進行が事実上不可能に。
    • 本当は+50000だったと思われる。+50000を2進数で表すと「1100001101010000」となるが、最初の「1」がマイナスの意味になってしまい、-15536になっている。
      良く解らない人は、ファミコンでマリオが128~255人のときはマイナスになるのと同じようなものと思ってください。
    • 15536以上のリボンを所持し22時間を迎えれば一応回避可能だが、バグのせいで入手しづらいリボンをごっそり持っていかれる。
      マイナスになっても引きこもって着替えコマンド内のスナップ撮影を繰り返し、プラスになれば一応復帰可能だが、
      「時間経過→スナップ撮る」×5回(3分ぐらい)×7日だと実プレイ時間で時給5000リボン。つまり3時間以上ひたすらスナップ撮影のみの作業。
      ついでに手持ちの服で着替えることはもちろん可能だが、当然さらに時間がかかる。
    • 12/24公式サイトに「おとしだま」などのリボンが貰えるパスワードが公開された。
      • が、無効になるとの報告もある。踏んだり蹴ったり。
  • リボンがマイナスになる状況を回避するため、
    通信の「ワイヤレスコンテスト」を行って、リボンを獲得します。
    お問い合わせの返事です....
    通信出来ないならどうしますか?
    DSを2台買う事で解決です
  • 肝心の着せ替えもバグだらけ。
    • 画像が頻繁に乱れたりする。
    • 特定の組み合わせでバグり、気持ち悪い画像に。
    • たまに真っ黒になってフリーズする。
    • 重ね着をした状態で虫眼鏡を使って拡大するとそのままフリーズ。
    • 中には拡大しなくても顔が酷く乱れるという報告も。
  • その他反映されないアイテムがあったり、購入したアイテムが見当たらなかったり…
  • ゲーム内の時間経過がおかしい。「9時」から「12時」になるはずが「21時」になったり、「18時」から「18時」になることがある。
    • 同時間だが、ゲーム的には時間経過しているので着替え時のリボンなどが再度もらえる。
  • ロードが長い。建物を出入りしたり、メニューを開いた時などの切り替わりが遅い。
  • あと本スレなどより細かいバグ。発生しないこともある。
    • リサイクルショップでアイテムを3連打すると、そのアイテムが3個に増え売値がゼロに。
    • アウター(コート、ジャケットなど)を着ていてトップス(Tシャツ、カットソーなど)やワンピースを着ていない時に「下着のままじゃ保存できないよ」とエラー表示されることがある。基本的にはコート素足でもokなので組み合わせによると思われる。
    • 「アクセサリーその他」に分類されているアイテム(アンクレット、リストバンドなど)を着用してスナップを撮ると、ゲーム内翌日になるまで「アクセサリーその他」のアイテムが全て着用できなくなる。また、翌日以降に着用していても表示されないことがある。
    • モダンカーテンを選ぶと 選んだときのイメージ画像と違うカーテンが表示される。
    • ワイヤレスコンテストに出場しておらず出場回数の履歴も0回なのに、何故か優勝回数だけが増えていく。ワイヤレスではなく普通のコンテストの数値を読み込んでしまっている模様。
    • 一部のワンピを着せた瞬間、他の着ていたものが全部脱げる。
    • 服の並べ替え中に同じ服が2枚になり、別の服が一枚消える。
    • 「最高週間ステキポイント取得数」は、週末にステキポイントがリボンと交換されるとゼロに戻る。どう見ても「今週の取得数」の間違い。
  • 説明書も薄っぺら。公式サイトの奥まったところにQ&Aは用意されているが、購入層にインターネットをしていない人や小さなお子様が比較的多いであろうこのゲームでそれはどうか。
  • ゲームと直接関係ないが、オマケでもらえるPC用アイテム関連にも問題がある。
    • アイテムコードのアルファベットで大文字の『 I(アイ) 』と小文字の『 l(エル) 』が識別しにくい。というか同じ。
    • DS初回特典のPCサイト用着ぐるみを着るとなぜか下着が透けてみえる。
    • 上記とは別にゲームを進めることでPCサイトで使えるアイテムが貰えるのだが、プレゼントコードが本体依存でピンクとミント一緒だったことが発覚。
      それぞれプレゼントを貰うにはDS本体が2台必要になる。1台の本体で2本を進めてしまった場合は、初期化して別な本体でコードを入手する必要がある。
      ※公式サイトにて、新たなアイテムコードを配布するとのこと。
      • コード入力時にバージョンを間違えると、間違えたほうのプレゼントが入手できてしまう。
        間違えた場合の補填は当然ないが、意図的に別バージョンのプレゼントを貰うことも可能。
      • ソフト1本でもDS本体が2台あれば(初期化が必要になるが)別なバージョンのプレゼントを入手可能。
  • マクドナルドで、2/10まで体験版[外部リンク]を配信していた。 PC版の出来のいい体験版がネットで遊べるというのに、こんなクソゲーを配信されても…。

選評    

選評案その1    

女性向けのおしゃれ(笑)アバター着せ替えゲーム
PCでは上記+SNSとして存在しており、運営の評価がよろしくない。
小さなお子様から大人の女性まで幅広い人がやっている。
(※男性もいらっしゃいますが、省略させていただきます)

DSでも評価はあまり良くはなかったが、
クソゲーというほどでもなくただひたすら作業ゲーだったため
DS2が発売される時には
「またアイテムと取るための作業が始まるのか…」
と言われていたくらいである

発売1週間前になってもDS側のブログではゲームに関係なくただおしゃれについて語っているだけであり
一部では地雷なのかと噂されていた。(※ちょこちょこ内容について小出しはしていたが大したことはなかった)
だが、DS2の初回限定アイテムはPCで使える可愛いアイテム一式(=プレゼントコード)
であったが為に多くの女性の購入。3日程前になるとブログでもゲーム内容について出始める。
そしてピンクとミントという2種類販売だった為、2種類購入した人も多くいる。

発売当日早速ゲットした人達が、IとlがややこしくてID記入してもアイテムがもらえないという報告が多く
DS側とはあまり関係ないPC側のブログでもお知らせをするほどであった。

そして今度はゲーム内のプレゼントコードがピンクとミント一緒のIDだったことが発覚。
一度記入して手に入れたパスワードは使えないと書かれていた。
翌日ブログで本体を2台用意してね。もし万が一誤ってプレゼントコード記入したら初期化して別の本体でプレイしてね
とDS側のブログに書かれてた。両方買った人涙目である・・・

次にゲームの内容
このゲームではお金=リボンである。
最初はお洋服を買うにしろ、着せ替えするにしろリボンが沢山入ってくる。
"実績"といってワンピースを買ったら500リボン、着せ替えしたら25リボン、
プレイ時間が1時間経過したら1000リボンなど他にも色々。
リボンは沢山あるが、肝心のアイテムが最初は大して可愛いものはなく、
お洋服が入荷されるのを待つのみ。
次第に色んなお店へ行けるようになるのだが、この時点で結構苦痛になる。
(着せ替えしても大してやることがない。住人の会話は常に同じ内容)

中盤になるともっと苦痛になる。
リボンは入ってこなくなる上に、芸能人ショップやブランドショップのアイテムは桁違いときた。
(例:とあるショップで500リボンの靴が芸能人ショップは全部3000リボン、ブランドショップでは全部が5000リボン)
買うにも厳選せざるを得なくなる。というか何故全部5000リボンにしたの・・・
リボンを手に入れる方法はいくつかあるがちっぽけで
消費リボン>>>>>>>>>>>>>入手リボン になる。

そして話題のでかいバグが3つ
上にも書いたが、実績で手に入るアイテムやリボンがあるのだが、
プレイ時間が22時間経過するとマイナスになるバグ
実績欄にも記されており、おいおい嘘だろ、22時間経過するのが怖い・・・と言われている
リボンが溜まりにくいのにこの仕打ちは酷であると言い切れる。
リボンがマイナスになって外にでれなくなったという報告もいくつかある。

実績欄を見ていると実績でプレゼントされるアイテムが被っていることがちらほらある
アイテムが被るぐらいならリボンに回してくれてもよかったのに・・・

もう一つはファッションショーのバグ
最初は友達になった住人や知らない子からも沢山メールが届き
「ファッションショーにでませんか?」と言われる
指定された日時に行き、ファッションショーに出るも報酬が0
説明書には1000リボンと書かれているのだが・・・
そして一度きり。以降友達になった住人からメールがきても相談に関する物で
「こっちとこっちどっちがいいかな?」ぐらい
ファッションショーについては一言も言わなくなる。

そして3つめが着せ替えする時のバグ。
可愛いアイテムでも拡大しないと柄が分かりにくいお洋服や小物がいくつもある。
拡大する機能があるのだが、たまに真っ黒になってフリーズする。
中には拡大しなくても顔が酷くバグるという報告も・・・。
他にもアンクレットやブローチをつけても反映されないアイテムがあったり。
とある小物を買って早速マイルームに戻って着替えをしてみるもアイテムが見当たらなかったり

多数のバグにより購入者側にとってなんでこんなの買ってしまったんだろう・・・と後悔するほどである。

他にもあるかもしれないけど、ざっとこんな感じです。
いつフリーズするか分からないので小まめにセーブしてますが、もう苦痛しか味わえない。

最後に説明書も薄っぺらでDSサイトにはQ&Aがあるのだが
ネットをしてない人や小さなお子様には分かるのだろうか疑問である。
クリスマスが近いが、これがお子様にプレゼントされないことを祈るばかり。

選評案その2    

「今時こんなのって…」購入した誰もが思うだろう
それが2010年12月発売の「プーペガールDS2」である

ソフトのパッケージ裏面には「おしゃれコーディネートゲーム」の文字
そう、これはコーディネートを楽しむ着せ替えゲームである
もともとはweb上でおしゃれSNSとして展開されており(以下「PC版」)、
小学生から成人女性、国内に限らず海外もと登録者数は多い
そんなPC版が登録者を対象に、またDSから新規登録者をPC版へ引っ張ってくる為に、
本作は発売された…いや、発売させられたと言った方がいいかもしれない

憶測でしかないが、クリスマス商戦に合わせるために開発を急いだのだろう
プレイヤーの気持ちに立っていない操作性・ゲームバランスの悪さ、
これデバッグしたの…?と不思議なくらい多くのバグ、
PC版用のアイテムが登録出来ない罠、
これでもかクソが詰め込まれた最悪のクリスマスプレゼントに仕上がっている

順を追って説明していこう

まず、操作性の悪さ
何度も言うが、これは着せ替えゲームである
が、メインの着せ替えシステムがクソ面倒くさい
最初に「クローゼット」をタッチしてから、「アウター」「トップス」等13の大項目が現れ、
その中のひとつ(例えばアウター)をタッチすると更に「コート」「ジャケット」等の小項目が現れる
小項目を選んだ後決定ボタンをタッチするとアイテムが表示されるが、一度に表示されるのは5アイテムまで
一覧表示や検索システムという便利なものは無く、プレイヤーは目当てのアイテムまで延々とページ送りを強いられる
ちなみにアイテム総数は最大で約6000アイテム
ものによっては小項目内で数百個あると思うのだが…
最終的に着せ替えは「スナップ」を撮ることで終わる
しかしこのスナップは30回分しか保存されず、それ以前の古いものは消えていく
スナップのロック機能という便利なものは無く、非情にもスナップを撮らないことには着せ替えが終わらない
膨大なアイテムがあるのだから色々なコーディネートを楽しみたいだろうし、
上手くコーディネート出来た時のスナップはずっと保存しておきたいのがプレイヤー心理であろうに…

またゲーム内では「リボン」と呼ばれる仮想通貨を使い複数あるショップからアイテムを買う
最初は行けるショップも一つしかなく、リボンも「初めての○○」などと記念で500~2000とポンポン貰えるので
ショップ内で売られているアイテムを買い占めてもなおリボンは余る
しかしショップに新作が大量入荷し他のショップも出てくる頃、状況は一変している
アイテム一律5000リボンのショップが開くとき、プレイヤーは着せ替え1回につき貰える25リボンで生計を立てているのである
イージーモードからいきなりのハードモードに、多くのプレイヤーは衝撃を感じたことだろう

次に、多くのバグ
報告されている分だけでも、
・ファッションショーに参加で貰えるはずのリボンが貰えない
(※このバグで取得リボン数が大きく減ってしまったと考えられる)
・というか、そもそもファッションショーが最初の1回以来開催されない
(※本来ならば4週間ごとに開催でお誘いメールが来る)
・ゲーム起動累計22時間経過の記念が-15536リボン→そのままフリーズ
(※15536リボン以上持っていればフリーズは回避出来るがマイナスは避けられない)
・特定のアイテムの組み合わせ?で顔・手・足の表示がバグり、ホラー画像に
・アイテムを買っても反映されていない
・重ね着を多くした状態で虫眼鏡(拡大)をするとフリーズ
・アンクレットを着用してスナップを撮ると以降アンクレット着用不可
・ワイヤレスコンテストに出場していないのに優勝回数3回になっていた
など、どれも重大なバグばかり

最後に、PC版アイテムが登録出来ない罠
本作は異なるタイプの2種類が同時発売されており、
それぞれ「初回購入特典ID」と「プレゼントコード」でPC版で使えるアイテムが貰える
初回購入特典IDについてはカードに印字されているので(文字が読み辛いという多少の問題はあれど)とりあえず2種とも貰える
問題はゲーム内で貰えるプレゼントコードである
なんとこれが同一のDS本体で起動させていた場合、全く同じコードが出てきてしまうのである
つまり両方のアイテムが欲しいからと2種類のソフトを買った人は2台のDS本体が必要であり、
2台DS本体がある人は1つのソフトを初期化させれば両方のアイテムが貰えることになる
この事実が発表されたのは発売後
発売日にPC版アイテム目当てに買った多くの人たちがその事実に怒り、呆れ、涙した

公式はバグについて触れず、スタッフブログは能天気にファッション紹介の記事ばかり
ゲーム内容もサポートまでもクソ過ぎるこの「プーペガールDS2」はKOTYの為に生まれてきたと言っても過言ではない

選評案その3    

2010年は携帯ゲー板として中々の豊作続きであったが、やはり年末は魔物が潜んでいた。
クリスマス直前の12月16日に発売されたその名も「プーペガールDS2」、スウィートピンクとエレガントミントという強気の2バージョン同時発売である。

このゲームは女性向け着せ替えSNS「プーペガール」が元となっている。
前作「プーペガールDS」は多少操作の難があったものの、アイテムの可愛さ等でそこそこ人気を博した。
そのプーペガールDSのナンバリングタイトルが発売されるとあって、
プーペガールDSスレ住民は期待と「わざわざ2バージョン別ける必要があるのか?」という若干の不安を含みつつ年末を待った。
その「2バージョン別け」という不安こそが、後の重大なバグに繋がるとも知らずに…。


さて、プーペガールDS2というのは一体どういうゲームだろうか?
基本的にモンスターハンターのようにアイテム収集浴を刺激するゲームである。

リボン(お金)を使ってアイテム(服など)を買う
→その服をテーマ別にコーディネートしてコンテストやファッションショーに出場する
→賞金や賞品を貰い、またアイテムを買う
→さらにコンテストやファッションショーへ…

という流れなのだが、今作はこの流れの中で重大なバグがあることが発覚した。


まずは「ゲーム起動22時間で強制リボン-15536→フリーズ」である。
リボンが15536以下だと22時間経った後必ずマイナスになり、フリーズする。
リボンが15536以上あればフリーズは回避できるが、リボンは必ずマイナスされる。
通常アイテムがひとつ150~300リボン程度である。
この強制リボンマイナスの損害がどれほどゲーム進行に支障が出るかお判りいただけるだろう。


また、今作はPC版ユーザーの為にインセンティブアイテムが用意されている。
エレガントミント・スウィートピンクそれぞれ別アイテムのため、インセンティブ目的で2バージョン購入する人も少なくなかった。
だが、プーペガールDS2はPC版ユーザーを嘲笑うかのように大きな地雷を爆発させてしまった。
2バージョン同時購入しても、「 DSが2台ないと1バージョンのインセンティブしか受け取れない 」のである。
もちろんメーカーのアルヴィオンからは発売前の事前告知など一切されていない。
このバグでPC版ユーザーの嘆きがプーペガールDSスレに溢れかえることとなった。


この上記二大バグについてはアルヴィオン側も発生を認めており、12月24日のクリスマスイブ18時頃に対策を打ち出した。
リボンがマイナスになるバグについては、パスワードを入力することによってバグを回避せよとのこと。そのパスワードとは
「リボンがほしい 3000リボン」「おとしだま 5000リボン」「いそいでほしい 3000リボン」「まいぞうきん 7777リボン」の4つ。
計18777リボンが貰える。ここで注目してほしいパスワードがある。「おとしだま 5000リボン」。おとしだま…お年玉…?
そう、このパスワードは言うまでもなく、元々ソフトに組み込まれていたパスワードであり、
おそらくアルヴィオン側が時期を見て公開する予定だったものである。
お年玉、ということは正月にでも発表するつもりだったのだろう。予め組み込んでおいたパスワードに救われた形である。
ただし、スレ内ではこのパスワードを入力しても「すでにとうろくされています」と表示されリボンが貰えない、という更なるバグが発生しているようである。

そしてPC版ユーザー向けのインセンティブに対しては、
アルヴィオン側へ直接メールすることによって2つめのインセンティブが貰える、という対応となった。
ただしアルヴィオンへメールする内容が名前、年齢、電話番号のみのため「2バージョン購入していなくても貰えてしまうのでは?」という懸念もある。

さて、ここまでがアルヴィオン側が認めているバグであるが、再現性の高いバグとしてもうひとつ重大なものがある。
それは「ファッションショーが開催されない」というバグである。

ファッションショーとは、プペ友と呼ばれるゲーム内で友達になったキャラから「私のファッションショーに参加して!」とメールを受け、
テーマ別のコーディネートをし、賞金の1000リボンを受け取るという内容である。
そもそも毎週日曜日に開催されるコンテストで優勝してもたった200リボンしか貰えない為、ファッションショーは重要な収入源となるはずであった。
その収入源をバグで潰し、ゲームの進行を著しく阻害してしまうところが魔物と呼ばれる由縁であろう。

まずファッションショーが開催される最初の週に全プペ友とから「私のファッションショーに参加して!」と大量のメールが届く。
ファッションショーに出れるのはひとつのみのため、プペ友のひとりと約束し月曜の15時にファッションショーへ参加する。
そして公式では1000リボン貰えると明記されているはずが、実際には0リボン。ノーギャラである。
プペ友からは感謝の言葉もなくそのままファッションショーは終了。
そして月1回開催されるはずのファッションショーはその後ずっと開催されずに、ファッションショー会場は廃墟となってしまうのである。
おそらく最初に届く大量のお誘いメールが原因であろう。本来であれば毎回ひとりのプペ友から誘われるはずが、
バグにより最初の週に一気に届いてしまいそれ以降開催されなくなる。

このファッションショーバグについてはスレ内でも大量の報告があるが、
対策・回避の手立てがないのかアルヴィオン側はだんまりを決め込んでいる状態である。
重要な収入源であるはずのファッションショーが1度しか開催されず、しかもノーギャラとは…。
ターゲット層のひとつである女児に対して社会の厳しさを叩き込む結果となっている。


これら上記バグでこのプーペガールDS2がどれだけの大物かお判りいただけただろうが、こんなことでこのソフトは終わらない。
前作で改善を求められていたアイテムソートについてはさらに改悪され、コーディネートの時間を増長させているし、
前作ではコンテストが毎日開催されていたが今作では日曜のみになっておりゲームとしてのメリハリを失っている。
また、通常アイテムが150~300リボン程度なのに対し、芸能人や有名ブランドとコラボしたショップでは3000~5000リボンとかなり高額。
フルコンプを目指すとゲーム内でジリ貧生活を強いられることになる。
さらにスレ内で報告されている「画像が著しく乱れる」「コーディネート後、虫めがね(拡大機能)を使うとフリーズする」「9時から12時へ時間経過するはずが、21時になっていた」など細かいバグを挙げればきりがない。

そしてこの魔物を生み出したアルヴィオンの対応。発売当時からメールで問い合わせをしても全く返信がなく、電話もずっと話中状態。
バグの公式発表としてはまず服のデザイナーにブログにて謝罪させ、
その後公式サイトにて回避策を分かりにくく掲載(公式→サポートページ→問題の解決方法)するという対応である。
もちろん公式TOPには現在のところバグについての記載はない。

バグ満載!まさに満を持してクリスマス前に登場した、KOTYの為のソフト「プーペガールDS2」。
パッケージの可愛さにクリスマスプレゼントとして購入した全国のお父様・お母様方、プレゼントされた子供たちの地獄絵図が今まさに描かれようとしている…。


選評案その4    

2010年12月。
クリスマスとお正月を控え、小さなお友達を狙ったタイトルが乱発される中、
満を持して登場したのが「プーペガールDS2」。
スウィートピンク・エレガントミントの2バージョン同時発売だ。

このゲームは女性向けファッションSNS「プーペガール」(以降PC版)を元にした作品の2作目となる。
ちなみに前作の評価は操作性が悪い・作業ゲー・可愛いアイテムが少ないなど、
普通に遊べるクソゲーと言ったところだろう。

ゲームの内容は、リボンという仮想通貨を使ってファッションアイテムを購入し、
着せ替えを楽しむ事がまず基本となる。
その他、毎日着せ替えをして友達にほめて貰ったり、友達の相談にのってお礼を貰ったり、
テーマに沿ったコーディネートでコンテストやファッションショーに出場するなどして
アイテムやリボンを増やしていく。最終的な目標はアイテムのコンプリートということになるだろう。
お子様から大人まで、幅広い年齢層の主に女性をターゲットにしたおしゃれゲームだ。

まずゲームを起動すると利き手を選ぶ画面となり、左右を選ぶ、するとこちらに回してくださいという
アニメーションがでるのだが、その通りに回すとなぜか反対になってしまう。
気を取り直しアバターを作る画面に移行すると、なにやら聞き覚えのある音楽……前作の音楽の使い回しだ。
ほのかに嫌な予感を覚えつつも、本編が良ければ何の問題もないと気持ちを切り替えてゲームを開始する。

メインの着せ替えではアイテム選択画面と並び替え画面を切り替えて着替えるのだが、
膨大なアイテムが売りのこのゲーム、選択画面に表示されるアイテムはたったの5個。
それをひたすらページ送りし最大12個のアイテムを選ぶ。もちろんソートや検索機能はない。
その後並び替え画面でアイテムをスライドして表示される服の前後を入れ替えるのだが、
2度タッチするとアイテムを外してしまう仕様のため、意図せず外してしまう事も。
当然のように画面切り替えとタッチの反応は遅く、普通に着せ替えるのにも四苦八苦することになるだろう。

そんな中、気になってくるのがバグの存在だ。
あるアイテムを選択すると他のアイテムが全部脱げてしまう。購入したはずのアイテムがない。
つけたはずのアイテムが反映されない、しかもその後選択できなくなる。
アバターの画像が乱れホラーのような状態になる。など、他にも地味にストレスがたまるバグが満載。
しかしこれは後に起こる悲劇の序章でしかなかったのだ。

ある時からファッションショーに出場できるようになるのだが、突然12人から同時に招待される。
その内一つを選び出場するもなぜか報酬はゼロ(説明書では1000リボン貰えるとある)。
しかもその後誰からも誘われなくなり、二度とファッションショーに出場できなくなる。
お前みたいなださい奴二度とお断りだよと言われているかのような、心の痛むバグである。
しかし痛いのは心だけでなく財布もだろう。
このゲームでは色々な条件を満たすことでリボンやアイテムが貰える「実績」というご褒美がある。
最初こそ「初めての○○」など、しょっちゅうご褒美が貰えるのだが、それもだんだん減ってくる。
また、ブランドショップなどがオープンし、一つのアイテムが3000リボン・5000リボンとなり、
ただでさえ金策に困る中、ファッションショーバグにより大きな収入源を失うのだ。

そうして細々と安いアイテムを収集している時に颯爽と訪れるのは最凶のバグ「22時間実績」。
22時間プレイしたご褒美に貰えるのはなんと「-15536リボン」!
プレイ時間という避けられない条件のため、どのプレイヤーにも平等に訪れるこのご褒美だが、
手持ちのリボンがマイナスになると自分の部屋から出られなくなるというブラックホールも付いてくる。

また、このゲームではプレイ中にプレゼントコードというものが発行されるのだが、
これはPC版との連動により、PC版でコードを入力すると可愛いアイテムが貰えるというものである。
PC版のユーザーからすると魅力的なおまけであり、これを目的に2バージョン購入した
ユーザーもいることだろう。しかし、コードの生成方法がDS本体に依存する仕様だったため、
どちらのバージョンでも同じコードが発行されてしまい、本来両方のアイテムが貰えるはずが、
ピンクとミントどちらかのアイテムしか貰えないという事態を引き起こしてしまった。
これに対しメーカーが最初に打ち出した解決法は、DS本体を2台用意してね♪というものであった。

現在メーカー側から「22時間実績」と「プレゼントコード」に対し解決法が提案されている。
まず、ゲーム内でパスワードを入力することによりリボンが貰え、
手持ちのリボンがマイナスになることを避ける、というもの。
本来裏技的に組み込んだパスワードだろうが想定外のところで役に立った訳である。
しかし現在、このパスワードが認識されないとの報告が続々上がっている。
またプレゼントコードはサブコードが発行されることになったが、
その入手方法が、メールで名前・年齢・電話番号をメーカーに申告する、ということだったため、
ソフトを2本持っている証明はどうやってするのか、などこちらも疑問の声が上がっている。

メーカーが公にしたのはこの2点の問題のみであり、またこの記事はトップページではなく、
問い合わせのリンクをたどらないと見られないところにある。
サポートの電話は常に電話中、問い合わせのメールにも返信がない。
そして何より「「 ゲーム未満 」」を発売したことに対する謝罪がない。
この誠実さのかけらもない対応により、ユーザーの怒りは臨界点を突破することとなった。

ゲームとしてのつまらなさ、プレイに支障をきたすバグ、メーカーの不誠実さが
がっちりとスクラムを組んだ本作「プーペガールDS2」。
これが何も知らない少女達の手に渡らないよう祈るとともに、
2010携帯ゲーKOTYの大賞にふさわしい器と信じてここに名乗りを上げたいと思う。