ノミネート作品
★印が大賞、他は次点
5040円。『少年ジャンプ』を代表するアクション漫画のひとつ『北斗の拳』のスピンオフ『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』のゲーム化作品。声優などは前年のアニメ版にほぼ準拠。
その欠点は「ヌルすぎ」「薄すぎ」の2点にほぼ集約され、グラフィックを除けば生まれる時代を完全に間違えた格闘ゲーム。
- 行動のバリエーションが少なく、複雑なコマンド入力がないため格闘ゲームとしては明らかに初心者向け。単調な上に、原作から想像される硬派な雰囲気からはほど遠い。
- 適当にダッシュ弱攻撃を繰り返していれば、必殺技など使うまでもなく難易度ハードでも楽々クリアできてしまうという、あって無きがごとき難易度。
- 「ストーリーモード→エクストラストーリー」とクリアすれば全て集まり、1時間程度でコンプリートできてしまう隠し要素。
- イベントは完全に紙芝居でボイスもなく、原作ファンでなければ理解困難かつ原作ファンには余りに物足りない内容。
3/26【PSP】戦国天下統一(システムソフトアルファー)
- 敵国の思考時間の長さ、海を越えて突然やってくる敵軍、史実では難攻不落だったのにあっけなく落ちる城など、バグだか仕様だか判らない現象で話題に。
- 据置よりかなり遅れて選評が届き、購入者も若干いたが、話題になった時期が遅すぎたのか、新たな選評は届かなかった。
- 唯一の選評作者が「姫のほうがクソ」とコメントしたこともあり、総評で簡単に触れる程度に終わった。
- 3時間でクリアできる短さと照準のぶれまくる狙撃シーン、ハードボイルドという言葉の足元にも及ばない小学校の学芸会レベルのシナリオなど、初参入ながらなかなかのレベルのクソゲーぶりを見せた。
- 照準がぶれるのは、リアリティーを出すためという意見もある。
5040円。ハードボイルド・ミステリの大家であるレイモンド・チャンドラーの代表作『さらば愛しき女よ』のゲーム化作品。
原作にあった描写が部分的ながら端折られたり改変されたりしているにも関わらずテキストアドベンチャー部分の出来も悪く、明らかに原作を買って読んだ方がいい。
- 細かい省略箇所が多いためプレイ時間は1時間半~2時間程度で、原作を本で読むより短い。フルプライスなので、当然ながら値段は本を買った場合の6倍。
- 物語はほとんど原作通りの一本道。選択肢はあるが、単なる確認テストか直後の展開がちょっと変わるだけのものばかりで分岐や2周目などの要素は一切ない。
- 話者が変わった際の微妙な待ち時間が地味ながら大変うっとうしい、バックログも高速スキップもないなどシステム部分についても明らかに及第点未満。
- ハードボイルド作品にも関わらず、「麻薬」「黒人」などの描写をマイルドにするため改変。おまけに、中途半端に原作の描写を残したせいで当該部分がおかしな文章に。
5040円。TBS系列の長寿クイズ番組『日立 世界・ふしぎ発見!』のゲーム化作品。出演者の草野仁や黒柳徹子も声優として参加している。
子供や高齢者向けの知育ソフトで番組の面影は薄く、知育ゲームとしてもあまりに購入者を侮ったフルプライスとは思えぬ手抜きっぷりに呆れる人間が続出した。
- 3時間程度のボリュームで、観光ガイドブック程度の知識が順番に披露されるだけのボッタクリ甚だしい内容。
- 脈絡なく歴史上の人物がしれっと登場したり、ポケモンのロケット団に酷似した組織がどうでもいい悪だくみをしたりと話は博物館の無料ムービー相当。
- Windowsのペイントでベタ塗りしたような、グラデーション皆無の酷いキャラグラ。背景は実写なのでギャップが悲しく、一枚絵は21世紀の売り物として失格レベル。
- クイズや選択肢は間違えてもデメリットが極小、ミニゲームは問題固定でスキップも可能と極端なヌルゲー、かつ手抜き。
- PCゲーの移植だが、城に配置していたキャラが消滅したり、所持金がおかしくなったりとバグ満載。12月に入っても、毎日のようにバグ報告があがっている。
メーカーが対応を放棄、そして再度の移植と話題が尽きない。
- 少々早い気もするが年末の魔物が襲来。据置でも同様に移植されたため話題となり、両スレで大賞に輝いた!
選外一覧
1/22【DS】犬神家の一族(フロム・ソフトウェア)
発売時はそれなりに評価されていたが、今年は無価値ゲーが多く、総評からはあぶれてしまった。
- 推理要素なし、移動やマップなし、タッチ調査なし。つまりゲーム性がまるでない。フルプライスなのに4時間でクリア。唯一頭を使うのはおまけのクロスワードや虫喰い算
デモンズソウルで力を使い果たしたのか?3ヶ月という短いスパンで発売されたシリーズ第2弾の八つ墓村にも注目が集まったが、こちらはもう少しまともだった模様。
3/19【PSP】夢想灯籠(日本一ソフトウェア)
薄い。
いろいろひどい部分はあるが、本スレに購入者が現れず、選外に去っていった。
- キャラゲーなのに多くのキャラの声が変更されてる。しかも掛け声しか出ない。
常時処理落ち状態が仕様。
無限コンボあり。
対戦相手にくっついてしまうバグあり。
4/29【DS】ダン←ダム(アクワイア)~
ストーリーとシステム面に不満要素があるものの、選評がゲームの事実と大きく異なる点が多いのではという意見もある。
バグの総合商社と揶揄されるほどのバグを搭載したwizライクゲー。
しかしファンも多く、遊べないほどではないのでノミネートには至らなかった。
- 「このゲームから萌えを取ったらそれこそバグしか残らん」と評する者もいる。
- 魔法系に適正があると説明された種族が魔法使いになれないなど、
不可思議な学科(職種)制限が存在。キャラ絵の準備が間に合わなかったための苦肉の策であろうと噂された。(要検証)
駄キャラゲーの粋を脱するまでには至らなかった。
- 殺人事件を解くより小学生向きの意地悪クイズレベルの推理クイズを解かないと探偵ランクが上がらない謎仕様。
思わず失笑してしまう杜撰なトリックに、ストーリーで思わせぶりに出た要素もスルーされる低レベルなシナリオ。
何の脈絡もなく入れられる爆弾処理ゲームの妙な難易度の高さ。
バグが多く、本体によってフリーズするなど、ゲーム進行に支障をきたしているが、楽しんでいるユーザーも多く、選外となった。
なお、メーカーはバグの存在は認めていなかったものの2010年3月9日にアップデートパッチを公開、ほとんどのバグが修正されている。
- 休んでいただけの選手が負傷したり、取り壊した地下サッカーグラウンドで練習を続ける
- 味方のゴールに敵のGKが走り込んできたり、相手チームのフリーキックを自チームのFWがキャッチ。
- ワールドカップなどで選手を代表に招集されると、人数不足でゲームオーバーになる。
- 高価なDLC(1キャラ500円)も話題に。
その他