2014年 次点
概要
名称 | ペンギンの問題+ 爆勝!ルーレットバトル | |
ジャンル | カードバトル式ボードゲーム |
対応機種 | ニンテンドー3DS |
発売元 | アルケミスト |
開発元 | ニコラボ |
発売日 | 2014年4月10日 |
価格 | 通常版:4800円(税別) |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
関連動画
PV
選評
選評案その1
『ペンギンの問題+』
コロコロコミックで連載されているこの漫画のゲームは何度も世に出されている。
開発はすべてコナミ。今までのゲームはすべて佳作ゲー~良ゲーだった。
だが、本作は違う。開発が何故か「アルケミスト」なのである。
また、ファミ通で4点を取ったことでスレは盛り上がった。
そして蓋を開けると、作業&ロード地獄が待っていた。
まずは、ゲーム性について説明する。
わかりやすく言うと本作は町や原始時代、宇宙などのボードマップでルーレットを回し、マスを進み、ボスを倒すゲームなのである。
しかし、ストーリーモードは作業ゲーを通り越した「作業」である。
流れとしては
最初の門番をカードバトル倒す→ハデス(敵キャラ)をカードバトルで倒す。(倒さないと他の門番を倒せない)→残り数匹の門番をカードバトルで倒す→ボスをカードバトルで倒す
という流れなのだがハデスはスタートから一番遠いボスのマスから来るのでわざわざそこにまで行かなければならない
(ハデスが自分から近づいてくるのが軽い救いだが、ワープしないと行けない所にボスのマスがある場合があるので、その場合は
最初の門番をカードバトル倒す→ワープする→ハデスをカードバトルで倒す。→ワープして戻る→残り数匹の門番をカードバトルで倒す→またワープする→ボスをカードバトルで倒す
と言う流れになる。)
しかもワープマスや門番マスはマスにピッタリ止まるまでワープで移動したり戦えたり出来ないのでイライラする。(ハデスはすれ違うだけで戦える、ボスマスはルーレットの数がピッタリじゃなくても止まれる)
その上カードが集めにくくカードマスを踏んでカードをゲットするのだがそれも数マスしか無くその上ゲットをしたらマスが普通のマスになる。
収集率が低いのでステージを5,6回やっただけでは集められない。二十数回やっても100%クリア出来ないかもしれない。
しかもそれが6ステージあるので全部カードを集めるのはとても辛い。(まあ複数のマップで同じカードが出現するので少しは集めやすくなっているが)
次はカードバトルについて説明する。
カードバトルはスロットを止めて相手を倒すシステムだ。カードはデッキシステムでカードを3枚、コスト200の内でカードを選ばなければいけない(装備をすることにより、最高でカード5枚、コストは多分340まで増やせる)
カードごとに設定されているコストを計算してデッキを組んでいくが、平均的なカードでデッキを組むよりも圧倒的に強いカードを1枚入れてデッキを組んだほうが有利なため、あまり戦略性がない。
対戦についても説明しよう。
対戦モードは普通のマップとバトルロイヤル(決められた回数でマスの中にある宝箱を開けてメダルを集め、最後にメダルを多く持ってた人が勝ち、中には爆弾やハズレもある。
通信とコンピューター対戦があり最低2人、最高4人で遊べる。が、初期装備ではCPUが強すぎるため渋々ストーリーを進めて装備やカードをゲットするしかない。
そして更に苛つかせる要素は、ロードの多さである。
スタートから門番まで
メニュー画面→ストーリーモードのボタンを押す→2~3秒ほどロード→ステージ、難易度を選ぶ→5秒ほどロード→デッキ→デッキ、持っていくアイテムを決める→2~3秒ほどロード→会話シーン→7秒ほどロード→ようやく開始
門番の流れ
門番のマスに止まる→5秒ロード→会話シーン→2~3秒ロード→バトルシーン→倒す→2~3秒ほどロード→会話シーン→5秒ほどロード→マップに戻る
ボスの流れ
ボスのマスに止まる→5秒ロード→会話シーン→2~3秒ロード→バトルシーン→倒す→2~3秒ほどロード→ステージクリア!→5秒ほどロード→なぜかステージ選ぶ所じゃなくてメニュー画面に戻る
その他にもメニューからカードを選ぶ所に行ってもロード、そこからすぐ戻ってもロード、オプションでもロード、何を押してもロードなど。まさにロード地獄である。
楽しい部分もある(カード集めや合成、原作のシュールな雰囲気など)。ただ糞部分が多すぎてあまり評価できない。
何故開発者は一人だけのすごろくを面白いと思ったのか私には理解できない。
最後にこの漫画のギャグでこの選評を締めたいと思う。
「こんなゲームで、ごペンなさい」