名称 | Jリーグプロサッカークラブをつくろう6 Pride of J |
ジャンル | スポーツ育成シミュレーション |
対応機種 | PSP |
発売・企画元 | A(全年齢対象) |
発売日 | 2009年3月26日 |
価格 | |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
バグが多く、本体によってフリーズするなど、ゲーム進行に支障をきたしている。
Jリーグがクライマックスを迎える11月、あの人気ゲーム、サカつく
(Jリーグ プロサッカークラブをつくろう!)が2年ぶりのナンバリングタイトルとして
元日本代表監督のオシム氏をイメージキャラクターに、PSPで発売された。
クリエイティブオフィサーとして龍が如くシリーズで有名な名越稔洋氏が指揮をとり、ファンからは
否が応でも期待の高まる作品であった。そしてその期待にセガは、
「第2グラウンドや第3グラウンドを取り壊した後、存在しないはずなのに
上空写真からその存在が確認でき、芝生が設置できる」
「地下サッカーグラウンドを取り壊した後、秘書から地下サッカーグラウンドを使った
居残り練習をしている選手の報告が入る」
「サポーターボイスのタイトルが乙女の悩みだが、シルエットは何故か外国人のオッサン」
「覚醒練習をしたら、選手の能力を削られた」
「あるGKと0点に抑えたらボーナスを出す契約をして、別のGKが0点に抑えたら、
何故か前者のGKにボーナスが支払われていた」
「10年間レギュラー張り続けたGKが見事新人王を受賞」
「試合もなく、練習もさせず休養していた選手が負傷」
「年末のサポーターとの質疑応答で、自クラブにいるはずもない、世界でも有名な強豪クラブに
所属しているその年の世界MVP選手を、何故か自チームがクビにしたとして評価を下げられる」
「スタジアムを建てて駅を作ったら、何故か駅が消えていた」
「シーズン終了時に残留決定したはずなのに『この結果により、降格が決まってしまいました』
と言われ、めちゃくちゃ周りの人に怒られる。だが次の年、降格せずに元のリーグに参加している 」
「12月に代替(交換)トレードした選手と契約更改し,失敗させるとワールド内に同一選手が増える」
「契約延長で選手の言いなりになって年俸アップしたのに、年俸不満で出て行った」
「味方のゴールに敵のGKが走り込んできた」
「相手チームのフリーキックを自チームのFWがキャッチ」
「クラブレコード年表を見たら、自チームがが前人未到の2年連続J1昇格達成」
「GKをレンタル移籍で送り出したら、1週間で世界屈指のGKに」
http://imepita.jp/20091216/658230
http://imepita.jp/20091216/659770
「鹿島アントラーズの小笠原の顔が、ゴン中山や謎の黒人に」
http://mup.vip2ch.com/up/vipper11391.jpg
http://mup.vip2ch.com/up/vipper11392.jpg
等、ある意味ホラー要素も組み込まれた、バグや、
「移籍交渉時に放出したはずの選手が、何故か出て行かない、自由契約にもできない」
「レンタル獲得した選手が、期限を過ぎても居座る、若しくは
次の年も前年と同じ年齢で所属クラブに戻っている(毎年レンタルすれば、ずっと歳をとらない)」
等、選手の獲得枠も空けさせず、選手は出ていきたくないんだ!とセガが代弁してくれるかのようなバグ、
「自チームの選手がゴールを決めて喜んでいたら、突如フリーズしPSPの電源が落ちる」
「何十年もかけて世界の強豪に育て上げたクラブでも、強制的代表招集で人数不足になり即ゲームオーバー」
といった、正に時間を無駄にし、プレイヤーのやる気を削いでいくバグなど、
プレイヤー達を阿鼻叫喚させるバグの宝庫を用意してそれに応えた。
また、ダミー選手(恐らくテスト時に使った擬似選手データ)も多数おり、
0歳や1歳で登場し、3歳で能力が衰えるという超が付くほどの早熟っぷりである。
スレ住人にも、
「秘書が『外人に凄いのがいる』ってんでそいつ獲ったらダミー。能力 年齢0。
偽物?ってことで四回同じ奴獲ったが全部ダミー…。」
という嫌がらせをしてくれた。
実在選手にもダミーが含まれており、選手紹介の文末に、「ダミー」と唐突に表示される。
http://imepita.jp/20091204/399660
これら数多のバグにより、公式サイトのプロデューサーブログのコメント欄に相次ぐバグの報告。
ここでセガのとった対応は、プロデューサーブログの更新停止であった。
11月25日を最後に、ブログは更新されていない・・・。
12月24日、数多のバグを我慢してプレイしてくれたプレイヤー達に、
素晴らしいクリスマスプレゼントを用意した。
27歳 ストイコビッチ DL価格500円
なんと実際なら数億円の有名選手を、600円のゲームアーカイブスより安く提供してくれたのである。
これら、デバッグはプレイヤーの仕事と思わせるようなバグの宝庫、そしてバグ報告されていくブログを
更新停止したプロデューサー、バグは直さず、偽名だった選手を実名にしただけの選手データを
1人500円で販売して金儲けというセガの姿勢には、今年の不況を脱する為の他企業へのヒントすらも見出せる
のではと感心すらしてしまう。
今作で使われているサブタイトル、「Pride of J」は、年俸480万円の選手が、契約更新で
いきなり年俸数億を要求してきて感じ取ることができたが、「Pride of SEGA」は感じることができなかった。
最後に、ゲーム内で登場するサッカー誌で、外国人助っ人を紹介する「今週のすけっと」で紹介された
「日本」国籍の宮沢選手のインタビューで選評を終えたい。
こんにちは、大分トリニータの
宮沢 正史です。
僕は日本出身だけど
自身の能力を伸ばすために日本のリーグを選んだんだ。
日本で力をつけて、やがては母国の代表として
プレーできたらいいな、と思っているよ。
日本の生活にはまだ戸惑うところはあるね。
日本人は真面目で勤勉な国民だから、僕みたい
な突飛な発想をもった人間は受け入れられにくい
のかな、なんて思ったりもするよ。