名称 | ナナミの教えてEnglish DS 〜めざせTOEIC TESTマスター〜 | |
ジャンル | TOEIC学習 | |
対応機種 | ニンテンドーDS | |
発売元 | メディア・ファイブ | |
開発元 | メディア・ファイブ | |
発売日 | 2011年3月24日 | |
価格 | 3,800円(税込) | |
対象年齢 | CERO:B(12歳以上対象) |
※スレ内において、主観的や大げさに書いたと判断されたクソ要素は削除していますので、後述の選評とは内容が大きく異なります。
資格習得などを目標とした、お堅い学習ソフトを数多く出している「メディア5」の初となる萌え系学習ソフト。
PC用に展開していた「ナナミの教えてシリーズ」を家庭用にて新たに展開したもので、TOEICテストに向けた勉強ができる。
?ストーリーが電波でクソ。
→電波シナリオにあたるかどうかで意見が分かれている。
?ナナミの一日の活動量に限界があり、ろくに経験値稼げないのでクソ。
→「問題はいくらでも解けるが、1日で獲得できるポイントには限りがある」というのは、持続したプレイを促すための、知育・脳トレ系ソフトでは主流のシステム。
?単語帳を開くだけで経験値が溜まり、一度も問題を解かずにクリアできるのでクソ。
→「勉強機能に興味がないキャラや声優目当ての人」「英語が苦手な人」の救済と取ることもできる。
そもそも"選択→キャンセル→選択→キャンセル→…"なんて行動を普通にプレイしてる人はとらない裏技レベル。
?博士の3人の助手が殆どストーリーに絡んでこないのでクソ。
→特に重要ではないサブキャラなので、出番が少なくても別に問題ではない。
?2週間でクリア出来る反面、無駄に季節ごとのイベントとかあってコンプが大変だからクソ。
→クリアしたらそれで終わるタイプのゲームじゃないからクリア後もイベントとかあるのはわりといい仕様。数は少ないみたいだけどあるだけまし。
?TOEICと問題形式が違うのでクソ。
→実際には長文だけで、しかも一つの会話・問題文から本来3〜4問出される物が、1問しか出されないという程度の些細な違いだった。
?問題数499問は少なすぎるのでクソ。
→問題数だけだと教科書の単価とさほど変わらない。
更に問題数が多ければ一概に良いという訳でもなく、逆に「TOEIC対策なら問題数を絞って欲しい」という人も多い。
※購入していない人がその時点でスレに上がった情報を基に文章にした仮選評。後に「大げさだった」「クソ要素ではない」と判断された情報も含まれているので注意。
クソゲー無しと言われたジャンルに次々とクソゲーが現れる中、数少ない聖域だった知育ソフトにも
ついにクソゲーがやってきた。
「ナナミの教えてEnglish DS 〜めざせTOEIC TESTマスター〜」
まずは知育部分から見てみよう。
タイトルからわかるようにTOEIC TEST高得点を目指すためのソフトなわけだが、7項目合計で499問と
とにかく問題数が少ない。項目によってはたった26問。繰り返しやれば、すぐに答えを覚えてしまう。
いや答えを覚えるならまだいいが、選択肢の位置も常に固定なので「この問題の答えは選択肢Cだな」
などと役に立たない覚え方をしかねない。
実戦的な模擬テスト機能はなく、レベル診断テストで代用しようにも出題数が8問では役に立たない。
出てくる問題は他モードの使い回しだから、診断にもならない。
タッチペンでスペルを書く単語学習は誤認識で不正解多発。
収録単語は4,005語と多いが、検索機能がないので、目当ての単語に辿り着くまで
延々ページをめくるしかない。ちなみに全223ページ。
次にゲーム部分。ゲームが不要なら素直に問題集でも買えばいいわけで、
ゲーム部分の面白さが学習意欲を上げてこその知育ゲームなのだが。
基本的に、学習をする事で経験値が溜まり、それに応じてイベントが発生しストーリーが進む。
しかし語られるのは、「ひきこもりや失業者が増加し社会が崩壊、分割統治された未来の日本から
送られてきたアンドロイド・ナナミに英語を教えると、何故か自分が未来を変えるリーダーになって日本を救う」
という意味不明な電波ストーリー。
ライバルアンドロイドが邪魔をする理由が最後までわからない上に、
最後に何故か主人公が面倒を見る事になりハーレムエンド、
助手が3人もいるがほとんど出番がないなど、色々どうしようもない。
イベントなどで着せ替えアイテムがもらえるが、色違いがほとんどで種類はろくに無く、
着せ替えが反映される場面も少ない。
さらにナナミはある程度勉強すると眠ってしまい、その日はもう経験値が入らなくなる。
また経験値取得量は、ナナミのその日の調子に左右されるが、この調子を上下させる手段は
プレイヤーにはない。その日たまたま不調なら、ろくに経験値稼げない理不尽仕様。
嫌なら好調を引くまで電源を入れ直すしかない。
このような露骨な足止め策がありながら、2週間もすればもう真エンディングまで辿り着けるボリュームの無さ。
問題数の少なさもあり、このゲームを長期プレイする者はほぼいないと言っていい。
せっかく入れてある季節イベントも、見る人はほとんどいないだろう。
極めつけに、経験値を稼ぐだけなら単語学習モードのコースを選んだ瞬間にポイントをゲットできるので、
勉強せず単語帳をパカパカ開閉してるだけで日本を救う事すら可能。もはや知育でもゲームでもない。
さすがにCEROが「教育・データベース」認定しなかっただけはあると言えよう。