 
 豚インフルエンザが猛威を振るい始めた4月末、 
怪しい新規メーカーが一攫千金を狙ってゲーム業界に参入を果たした。 
フリューからDSで発売された「ラストバレット」の登場だ。 
人気イラストレーターと人気声優を起用、少年ジャンプを筆頭に雑誌広告を打ちまくった本作であったが、 
釣られる者も少なく寒いセールス状況であった。 
しかし購入者の少なさ故に本作の酷さを見落としがちだが、ラストバレットは酷いクソゲーだ。 
まず、3時間でクリアとあの犬神家のもつレコードを1時間も短縮する驚異の短さが光る。 
ここまで早くクリア可能であれば購入当日に中古屋に売ることができるのである意味良心的かもしれない。 
狙撃シーンは携帯アプリ以下の出来で、もちろんスコープの変更すらできない。 
グラフィックの出来も悪く、ところどころキャラの顔が潰れている。 
1周すれば図鑑もアルバムも9割以上が埋まるので、 
特典の人気絵師のエロポスター目当てで購入した人は、思い残すことなく中古屋に売ることをお勧めする。 
フルプライスのゲームである必要はない、この程度の内容ならラノベや携帯アプリで十分。 
笑えるバグなどはないが、無駄遣いに挑むという点でラストバレットは高いレベルのクソさを示した一作であろう。
やがてパンデミックへと至る新型インフルエンザが猛威を振るい始めた4月末、 
ある新規メーカーが一攫千金を狙ってゲーム業界に参入を果たした。 
メーカー名は「フリュー」。ゲームタイトルは「ラストバレット」。 
人気イラストレーターと人気声優を起用、少年ジャンプを筆頭に雑誌広告を打ったDSソフトの 
本作であったが、あまり何かに頼った地雷感に釣られる者も数少ないセールス状況であった。 
しかし購入者の少なさ故に見落とされかけた本作だったラストバレットは、静かに発芽する。 
まず、3時間でクリアとあの犬神家のもつレコードを1時間も短縮する驚異の短さが光った。 
次に狙撃シーン。まさにミニゲーム。もちろんスコープの変更すらできない。リトライも簡単に 
行える為、難易度は下がり、短時間クリアに拍車をかける。 
が、その短時間クリアにも思わぬ角度から敵が立ちはだかる。辞典機能である。飲み物の説明に 
詳しく、ついでにゲーム内の設定やネタバレ、ゲーム本編では出てこないエピソード紹介まで 
してくれる用語辞典には、新規追加項目ピックアップ機能がない。この為、次々と追加されて 
いくゲームと関係ない用語と少し面白いエピソードを探す手間がこのゲーム最大の敵と言えるだろう。 
それ以外にも本筋のディティールには拘らないシナリオ、加工状態が悪く潰れたグラフィック、 
横で本を読んでいる友人が「社員か?」と聞いてくるレベルの男性声優陣などが遊び手の 
モチベーションを削る。 
そして、こうなると起動時の「フリュー!」「フリュー・・・」などムダに複数ヴァージョン入った 
メーカーコールや何故かゲームイメージと違うむさくるしい男性声の「ラストバレット!」などの 
タイトルコールまでが気になり始める。 
・・・そんなイライラが頂点まで達した時は、セーブ&ロードをオススメする。きびきびとした 
ユーザーインターフェースとヒロインたちの日常風景が、ほんの少し心を癒してくれるはずだ。 
この作品にバグらしいバグなどは一切ない。ただ全てにおいて出来が悪いだけである。 
だが、セーブとロードだけが出来の良いゲーム、、それはすでにクソゲーではないだろうか?