名称 | ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫 | |
ジャンル | RPG | |
対応機種 | ニンテンドーDS | |
発売元 | 日本一ソフトウェア | |
開発元 | ヒットメーカー | |
発売日 | 2009年5月28日 | |
価格 | 5,040円(税込) | |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
北朝鮮の核実験再開とミサイル発射に各国から非難が集まる5月末、
一発のクソゲーがゲームユーザーに向けて発射された。
「ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫」。
クソゲー核開発に定評のある「ヒットメーカー」と「日本一ソフトウェア」がタッグを組んで送り出したDSソフトだ。ジャンルはRPG。
ちなみにこの「ヒットメーカー」セガの作品などを手がけたヒットメーカーとは同名の別会社なので注意してほしい。
日本一ソフトウェアと共同で安定してクソゲーを生み出してる驚異のクソゲーヒットメーカーなのだ。
見た目はジャケットからキャラデザインまで、同社のディスガイアを劣化させたような雰囲気だが、
これには釣られる者も少なく品質も許されるレベル。
ゲーム部分は、ボタン操作への切り替えも併用もなく全てをタッチペンで操作するというものであるため、
移動も戦闘も無駄に単調な作業を繰り返す仕上がりになっている。
たとえば移動では、障害物を破壊する際に同じ場所を2・3回叩くといった具合、
戦闘では文章送りさえもタッチペンで行うという感じで、
お世辞にも快適に遊べるとは言えないが、ゲームの体裁は低いレベルでなんとか保たれている。
そんな本作をクソゲーに押し上げる最大の理由は酷いバグにある。
奈落の城では死んだはずの人間が「メッセージはまだない」と発言したり、
もはや日本一ソフトウェアのお家芸となったバグだが、
本作のバグは、そんな日本一ソフトウェアの過去のバグでさえ霞ませるものとなっている。
《一部のマップでゲームをセーブし中断、そのデータを再開させると主人公が障害物にめり込んだまま何もできなくなってしまう》という、
もはや救いようのないバグが存在するのだ。
このバグ、移動アイテムを所持していなければ救済方法はもはやなく、
最初からやり直すしかないというRPGにあってはならないもので、
誰でも普通に遊んでいれば起こりうるため、ゲーム半ばで身動きがとれなくなる者が続出。
ウィッチテイルというよりも、逝っちゃっている状態であった。
この日本一ソフトウェアというメーカーは、何発のクソゲーを我々に発射するつもりなのだろうか。
やり込みRPGを期待して購入した人々も、ハマり込みバグを掴まされるとは夢にも思わなかっただろう。
もう少しデバックをやり込んだ方がいいのではないだろうか。