話題作
5040円。ブロッコリーの「ゲームブックDS」シリーズ第三弾で、アクエリアンエイジを元にした自称ゲームブック型アドベンチャー。
第一弾『ソードワールド』、第二弾『鋼殻のレギオス』が絶不評だったのでこれも出来栄えを危惧されていたが、やはり2度あることは3度あった。
- どう見ても普通のアドベンチャーゲームなのに、あくまでも「ゲームブック」と主張。説明書に戦闘のルールも書いて無い癖に。
- スキップするのに右ボタン押しっぱなし等、システム周りが10年前レベルの不親切さ。ルートの分岐の条件が非常に分かり辛い上にヒント0。
- 進行不可能になるバグに加え、誤字脱字・音ズレ・立ち絵及び背景の指定ミスと、普通に1回プレイすれば気付くレベルのバグまで放置。
- 最終的に初回限定版に付いてくるプロモカードの「おまけ」扱いされる始末。
- だが、付属カードが一般パックでの再録が決まりカードのおまけとしての価値もなくなってしまった。
2/25【DS】現代大戦略DS〜一触即発・軍事バランス崩壊〜?(システムソフト・アルファー)
6090円。PS2とPSPで発売された同タイトルの移植作品。チュートリアルをクリアするだけで10時間かかる上、恐ろしく分かりづらい。
そしてこのメーカーらしく例によってとんでもないレベルのバグだらけで、ゲームバランスも操作性も最悪。販売から7ヵ月後にようやく選評が届いた。
- ステージに移動した後ではクリア条件を見直すことはできず、見直すために戻ると最初からやり直しになる。その文章も無題に長い。
- 難易度最低でもコンピュータの1ターンの思考時間が3分以上、普通だと60ユニットの時点で10分。しかも明らかにズルをしている。
- ユニットの配置方法も攻撃タイプも一切説明されない超不親切設計。階層化が完全に意味を成しておらずはっきり言って無駄なだけ。
- プレイ中突如別の国のシナリオに飛ばされ、内紛で友好度が下がるせいでシナリオ初期に戻されてしまう為、普通にやるとクリア不可能。
5460円。RPG制作ツール「RPGツクール」のDS版で、2ヶ月の延期を経て発売された、6年振りのコンシューマツクールソフト。
転職、属性、変数、耐性や、それ以外にも様々な機能が削られており、更に少なすぎる容量、多すぎるバグと3拍子揃ってクソ。
- DPでは建物・街・BGM・宝箱・モンスターと、何を作るにも異常に容量を喰う。FULLでもGBA時代の約半分、SFC版初代ツクール並の容量。
- 全方位にわたってフリーズ等のバグ満載で、完全にデバッグ不足。公式サイトで(一部だけだが)注意を促すほど。
- 操作性は非常に良く、素材もBGMも素晴らしいが、どう考えても本格的なものを作りたい人には全くお勧めできない。良く言えば初心者向き。
- 挙句に返品・交換対応どころか「仕様です」の言い逃れ発言で、メーカー対応までクソと化した。追加出荷された物も一切修正されていない。
6/24【PSP】大戦略PERFECT 〜戦場の覇者〜?(システムソフト・アルファー)
6090円。PCで発売された大戦略パーフェクト系の移植版。例によってとんでもないレベルのバグだらけで、なんと電源も落ちる。
名前のとおりパーフェクトなクソで、キーレスポンスが悪い、読み込みが非常に多い、システム関連も不親切と、良い所が一つも無い。
- マイ部隊を配置するとなぜか敵としてマップ上に出現する事が高確率で起こる為、マイ部隊の使用はほぼ不可能。
- ステージクリア時のユニット数がそのまま1ユニットの上限数となり、それ以上補充されなくなる。しかも新規生産部隊でも起こる模様。
- 自国生産施設に突然名無しのユニットが配備され、確認すればPSPの電源が落ちるという恐ろしいバグも存在する。
- その上、ステージクリア時、敵ターン終了時、戦闘終了時、あらゆるタイミングでフリーズするのでキャンペーンは事実上クリア不可能。
UMD版:4,200円(税込) DL版:3,200円(税込)。「ハローキティといっしょ」を題材にしたブロック崩しゲームのような何か。
そもそもブロック崩しの体を成しておらず、パドル移動の使い難さや鬼畜な難易度と相まってクリアするだけでも地獄と評される代物。
- ブロックに斜めにぶつかったはずが垂直に降りてくる等、ボールの挙動が明らかにおかしい。それに加えてバーの動きも遅い。
- 暗闇から攻撃される、敵の攻撃を避けつつ50回ボールを当てる、当たる度に向きが変わる6個の矢印を揃える等、正気とは思えない難易度。
- ゲーム中のBGMはたったの2種類しかなく、オプションはあの「デスクリムゾン」を彷彿とさせる、BGMとSEの調整(OFF+3段階)のみ。
- クリアしてもエンディングもスタッフロールもなく、EXステージの絵も使い回し。ついでに使用されているイラストは既に発表されたもの。
審議中
通常版:5,040円(税込) 特別版:7,140円(税込)。携帯アプリの「天下一★戦国LOVERS」のDS移植版で乙女ゲーからの刺客。
フルプライスなのに携帯アプリ版の有料体験版とでも言うべき内容。ゲーム業界に数ある未完成商法の中でもかなりの悪質な売り方。
- 攻略キャラ9人の内、完結編まで収録されているのは驚く事にたったの2人。続きが見たければ携帯サイトに改めて(1章から)課金が必要。
- ロード機能が存在せず選択肢を選ぶとオートセーブされる為、選び直す事は不可能。携帯の仕様をそのまま再現するという暴挙。
- 章セレクトは無い、イベント回想モードも無い、スキップ速度は物凄く遅く、OP・EDはBGMのみで、書き下ろしのスチルなど当然無い。
- 主君を攻略する為には先に従者を攻略しなければならず、結婚まで許していた主君がいきなり心変わりして奪い取る寝取られ展開が起こる。
選評待ち
選外一覧
1/21【DS】真・戦国天下統一〜群雄たちの争乱〜(システムソフト・アルファー)
前年度の覇者システムソフト・アルファーが懲りもせずに送り出す天下統一系作品。ファミ通レビューもやや低得点(6/5/5/4)。
顔面統一や古臭いシステムなどのクソ要素はあるものの凡ゲーレベルで、ノミネートには程遠い。
- 10年近く前の旧作天下統一アドバンスをPS初期並のグラフィックに手直しし、戦国天下統一と共通の顔グラフィックを追加。
- 戦国天下統一が糞ゲーである天下統一5を元にしていたのに対し、凡ゲーである天下統一アドバンスを元にしている分遊べるとの評価。
- 致命的なバグは存在せず、最低限遊べはするという報告があり決め手にかける。大戦略2本の存在もあり大賞を狙える出来とは言いがたい。
その他
2009年以前の作品が悪化、その他KOTY的に外せない事件など。
- 2010年2月19日、PC版戦極姫2(R-18指定)が発売。予想通りコンシューマ版は有料デバッグだった。
- それから僅か4ヵ月後の6月24日、Xbox360版が発売。前作(PS2/PSP版)よりはマシになったものの、バグ等の問題は相変わらずの様子。
- さらに10月28日にPS2/PSPマルチでも発売する予定である事が発覚。PC版を含めると年に3本の異様なペースである。