話題作
2/1【DSi/3DS】パシャットバシット〜Whack A Friend〜?(アイシーエムジャパン)
DSiウェア200ポイント。DSiウェアで配信される低価格ゲームで、本体のカメラ機能とタッチスクリーンを使ったシンプルな「もぐらたたき」ゲーム。
配信開始直後に一度話題になるも、あの『対戦チンチロリン』に匹敵する誰得っぷりから長らくスルーされていたが、年末になってようやく選評が届いた。
- 実質200円と安価ながらぼったくりと言わしめる驚きのゲー無で、しかも機能が上位のiPhone版は無料でプレイ可能と、まさしく金を溝に捨てる行為。
- ターゲットは1体ずつしか現れず、最大でも2体までしか表示されない。偽物やフェイントも皆無で、「ゴールの見えないマラソン」を延々強いられる。
- 標準の画像は全1枚(非常に不快)、撮影した写真と変更出来るが保存枠は全1枚、演出はイボや青アザ等がランダムで配置されるだけ(非常に不快)。
- 極薄の説明書で誤記、BGMは超短い全1曲のループ、写真変更する度にスコアがリセットという大問題仕様があり、しかも説明書未記載と商品失格。
5/24【3DS】みんなの縁日(バンダイナムコゲームス)
3990円。「縁日」の屋台遊びを再現したものを、3DS本体の機能を利用して操作するミニゲーム集で、2006年据え置き次点作『縁日の達人』の続編。
前作から6年を経て尚「こんなのを買うなら本当の縁日に使うべき」と評される、3DSの新要素を無理矢理詰め込んだだけのスコア機能すらないゲー無集。
- 「金魚すくい」はポイが破れず自分で止め時を決めるという画期的な内容で、すくう操作も本体をちょっと上げるだけと、金魚すくいですらない。
- 「ヨーヨー釣り」もカメラを使いすくい上げるだけ、「射的」は息を吹きかけるだけと、両者とも全くゲーム性が無い上に金魚すくい同様終わりがない。
- 「輪投げ」はモードの違いが背景が朝夕夜になるだけで、操作は本体を前に押し出すだけ。「おみくじ」は大吉とか○○運も無く、ただの前世占い。
- 「かき氷」は本体を回して作り最後にシロップをかけるだけと、もはやゲームですら無い。一応「ボウリング」と「スマートボール」はそこそこ遊べる出来。
4980円。北米WiiwareのDLソフトの日本語ローカライズ版で、DL数1位の実績を持つレールシューティングゲーム「ヘビーファイア」シリーズの1作。
一部武器や2人プレイを削り、不要なメニューを付け、全5Pの説明書や全1PのHPと手抜き全開ながら、元々5ドルの作品をフルプライスに値上げした意欲作。
- ストーリーは中学生の落書きレベルのイラストで展開する紙芝居で、スキップは不可。グラフィックも低レベルで、欽ちゃん走りする等動きも不自然。
- 回復アイテム&チェックポイント一切無しという前代未聞の鬼畜仕様で、照準をスライドで動かすなど操作性も難ありだが、オプションがない為変更不可。
- 撃たずに画面外へ消える敵、出現した瞬間ダメージを与えてくる敵、エフェクトに隠れて見えない敵、10人近く同時に現れる敵等、完全な調整放棄。
- ほぼ全ての場面でBGM無し、SEが使い回し、持てる武器は全1種、ステージの長さがチグハグ、PVは明らかに早回しと、糞の全方位乱射状態。
10/25【PSP】Piaキャロットへようこそ!!4 〜夏の記憶〜?(PIACCI)
通常版:5980円、限定版:7980円。2011年据え置き次点作の移植で、ファミレスを舞台にした恋愛ADV+SLG「Piaキャロット」シリーズのナンバリング4作目。
四八より苦痛と評された360版と比べ、バグが修正されシステム周りも改善されたが、修正不可能のゴミシナリオのせいで結局クソゲーのままな誰得商品の鑑。
- シナリオが陳腐極まりなく、設定が場面毎に毎回変わる上、先で起こった出来事が直後には無かった事になる。主人公も物凄く(主に口調が)うざい。
- Hシーンを適当にぶっこ抜いた弊害で、格ゲーしてただけで唐突に付き合いだしたり、唐突に妊娠していたり、唐突に実の妹と一線を越えていたりする。
- SLG部分はEND分岐にしか関係がなく、経験値が僅かでも足りないと「働いてた事しか記憶にないわ」とほざくBADENDに直行する為、存在自体が邪魔。
- ロード・オートプレイ・スキップ等システム関係の不備は殆ど修正され、UIも快適と非常に良移植だが、そもそも本作の移植など誰も求めていない。
審議中
UMD版:6279円、ダウンロード版:5600円。TONY氏などの豪華製作陣の起用で注目されたファンタジー系RPG「シャイニング」シリーズの4作目。
ストーリーは過去作をプレイしている事が前提の内容な反面、ファンにとっては物語の稚拙さに加え、キャラの改悪が随所で目立つ為に不満が続出した。
- 戦闘が非常にヌルく、キャラの性能差が酷い割に誰を使ってもライトユーザーがクリア出来るバランスで、種類豊富なシステムが事実上死に体。
- エルフに伝わる子守唄が明るいJ-POP、地中から見つかった楽譜が萌えソング等、歌自体の出来は悪くないが雰囲気と全然合わない為に萎える。
- キャラ全員に強く執着している敵が各々いるが、全員がその相手に暴走し、1人が熱くなり残り2人が諌めるという図が9回も繰り返される。
- 過去作との矛盾が目立ち、キャラの大半が使い捨てで、攻略対象も少なく個別EDも淡白、「サクヤ」に至ってはもはやスタッフの公開オナニー。
通常版:5040円、限定版:7140円。「遙か七つの次元を超えた先に本当に存在する世界」をコンセプトにした「サージュ・コンチェルト」シリーズ第1弾。
データ破壊など凶悪なバグが次々発覚し話題となるも、頻繁なパッチ更新に独特の仕様も重なり激しく賛否が分かれ、年末まで議論が保留された問題作。
- バグは症状・発生状況ともに個人差が激しく、決め手となる回避策も無いので、最初からやり直す羽目にならない為に定期的なバックアップが必須。
- バグを差し引いても出来る事が少なく、コミュニケーションで仲良くなる要素も無ければ、デートイベントでは会話と申し訳程度のタッチ要素しかない。
- 次世代機の割に光源処理も無く、当前の様に服や髪が体や物を突き抜け、飲み物を含む際何も持ってない、不機嫌時はゾンビ歩き等モーションも粗末。
- シナリオは2時間程度しか収録されていない。ヒロインが可愛いという最重要点は成功しているが、台詞や行動がおかしく正気を疑いたくなる領域。
選外一覧
5040円。エルジェ作の漫画『タンタンの冒険旅行』シリーズを元に、前年12月に公開された同タイトルの映画を題材にした所謂キャラゲー。
低年齢向けに難易度を落とした『プリンス・オブ・ペルシャ』系統のアクションゲームであるが、キャッチコピーとは裏腹に映画のストーリー再現ではない。
- たまに挟まれるミニゲーム部分の操作に癖があるのは確かだが、メインの2Dアクションは操作性良好でよく動く。
- ゴリ押しが利くように甘く造られているが、ステージ構成はパズル要素を散りばめて丁寧に仕上がっている。
- 結局粗は多いが遊べる出来との意見が多く、特に盛り上がらないまま議論も収束し選外に。
2/14【3DS】NEWラブプラス(コナミデジタルエンタテインメント)
通常版:6980円、画集セット:9980円、3DS本体同梱版:23980円、3DS本体+画集セット:26980円、3DS本体+画集+サントラCDセット:33850円。
ゲーム内の『カノジョ』とリアルな恋愛が出来ると話題になり、一時期大ブームを巻き起こした恋愛シミュレーションゲーム「ラブプラス」シリーズの3作目。
- 発売半月で攻略wikiの情報ページが容量限界を超えるほど膨大な数のバグが存在し、特に引継ぎツール絡みで多く、長年のファンでも脱落者が続出。
- レスポンスが悪く多くの操作で入力から反映までにラグがあり、スキンシップで喜んで下がるゲージ、前後の会話で矛盾するスクリプト等造りが雑。
- コナミは3月13日遂に不具合を認め、4月21日の本体更新によってパッチへの対応機能が追加される事を発表し、同時にパッチ配信も決定した。
- 2度大規模なパッチが配信され、完全ではないが致命的なバグはある程度改善し、不満は多いが遊べる出来にはなったとの報告が上がり選外に。
4410円。2008年に韓国で発売された作品の日本語ローカライズ版で、DJシミュレーションゲーム「DJMAX」シリーズの一作。
特定のモードにおいて、本家より厳しいスコア計算によりクリアが非常に困難となるミッションがある。
- 「音ゲーはこんなもの」と言われクソゲーとする論は殆ど無い上に選評も問題が多く、特にその後話題に上ることも無いまま放置され選外に。
その他
- 2010年大賞『鬼帝』の続編「ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュV」が6月7日発売。予想に反してそれなりに面白い作品に仕上がった。
- さらには「ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュZ」として3DSでも10月11日に発売された。こちらも「V」を踏襲しておりそれなりに面白い。