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KOTY2014が始まって早2か月、春風の気持ちいい季節にそれは隼のように舞い降りた。

「クレイジーチキン ディレクターズカット3D」(開発、発売、テヨンジャパン)である。
まず多くのプレイヤーが目を通す説明書から順を追って解説していこう。

なんとHOMEメニューではクレイジーチキン ディレクターズカット3Dとかいてあったゲーム名表示が、クレイジーチキン2と、別のタイトルと化しているのだ。
開発元の説明書削減はこれだけにはととまらず、本来「ポイント」と書くべき場所が、「ポイン」となっており、タイトルのディレクターズカットというのは、こういうことなのかもしれない。

さてそんな削減意識も、ゲーム内容を語ればまだ小さいことにすぎない。
ルールとしてはガンバレットの「何発以内にx体倒せ」という王道スタイルで、
公式サイトには「誰もが夢中になるシンプルなシューティングスタイル」とあるが、	
制作サイドはシンプルの意味をはき違えたのかオプションが 音のON,OFF、ネットモード(点数の送信)のON、OFF 「だけ」しかなく、かの覇王鬼帝を彷彿とさせる。
また「10以上のステージ」ともあるが、実際は2面しかないステージのターゲットを変えただけで鶏の素早さも何ら変わらないただの水増しである。

キャラクターグラフィックもチープなもので、3DSのソフトなのに初期のPSPソフトと同レベルという何とも言えないイライラが立ち込める。
又、開発が同じことともあり、ゲーム本編での操作はスライドパットがカメラ操作になっただけでその他は殆ど「ヘビーファイア・ザ・チョーズン・フュー」と同じであり、悪夢が蘇るようだ。

これだけでもクソさは十分だが、さらにプレイヤーを精神病へと追い込む要素がある。
前にも書いたように、レベルが上がろうが、ステージの切り替わりがあろうが、鶏たちの動きにまったくバリエーションがなく、実際ほったらかしにしてLR押しても問題なくクリアできる。また、ノルマ達成した時の表示も、ゲームクリアと白色の小さいフォントで出るので、まるでゲームをさせる気がない。しかもこのゲーム、3の倍数と4の倍数の文字が上にずれるため、イライラのせいで精神病にかかりそうである。

最後にこのゲームの選評が書かれたのは、「ディレクターが(ゲーム性を)カット」
したことによるものということを忘れないでいただきたい。