[[2011年 次点]]

*概要 [#xa1ed131]
|名称|ナナミの教えてEnglish DS 〜めざせTOEIC TESTマスター〜|[[http://ec2.images-amazon.com/images/I/61jx8KT77IL._SS400_.jpg>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004GHODCY]]|
|ジャンル|TOEIC学習|~|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売元|メディア・ファイブ|~|
|開発元|メディア・ファイブ|~|
|発売日|2011年3月24日|~|
|価格|3,800円(税込)|~|
|対象年齢|CERO:B(12歳以上対象)|~|

-[[公式サイト>http://www.media-5.co.jp/ds773/movie.html]]

*要点 [#q0164c0d]
資格習得などを目標とした、お堅い学習ソフトを数多く出している「メディア5」の初となる萌え系学習ソフト。~
PC用に展開していた「ナナミの教えてシリーズ」を家庭用にて新たに展開したもので、TOEICテストに向けた勉強ができる。~
-出題形式はTOEICとほぼ同じだが、問題数がとにかく少ない。公式サイトでは全576問となっているが、''実際は全部で499問しかない''。(パッケージには499問と記載されている)
--しかも7項目合計で499問で、項目によっては26問しかない。
-問題は4択または3択で出題される(実際のTOEICもそんな感じ)。
--が、''選択肢が表示される順番がランダムではなく常に固定''なので、何回もやってると、問題を見聞きした時点で答えがA〜Dのどれなのか分かってしまう。そのため、英語力を養うというより、記憶力を養っている気がしてくる。
-''模擬テスト機能が無い''。
--レベル診断テストはあるが、たった8問出題して、結果を6段階で評価するだけのもの。実際のテストには程遠い。
-タッチペンでスペルを書く単語学習で、スペルの誤認識が多い。
--「l」(小文字のエル)と「I」(大文字のアイ)が特に多い。しかも小文字で書いたスペルしか正解と認識しないので、「L」では不正解。同様に「t」を「T」と認識してしまう事があり、丁寧に書かないとダメ。「excellent」みたいな単語が出てくると泣きを見る。
-ギャラリーモードでイラスト、イベントシーンの閲覧が可能だが、''イベントシーンのスキップ機能または戻るボタンが無い''。
--見始めれば、最後まで見るしかない。
-問題に答える、または単語学習をするとナナミのスキルポイントが貯まっていき、ゲージがフルになったらレベルアップ。
--つまりやればやるほどイベントが発生、アイテムがもらえる仕組みなのだが、ナナミには一日に活動できるエネルギー量が決まっている。 
---100%からスタートし、1問答えるたびに1%ずつ減っていき、エネルギーがゼロになったらナナミが動かなくなり、正解してもスキルポイントが獲得できなくなる。(明日になれば再び100%に回復している)
---「問題はいくらでも解けるが、1日で獲得できるポイントには限りがある」というのは、知育・脳トレ系ソフトでは主流のシステムである。(日々の継続を狙うためだろうか)
-レベル10まで上がったらエンディング。その次のレベル11でレベルMAXとなり、真エンディングと思しき展開になる。
--エンディングって言っても、イベント終了後にスタッフロールが流れるからエンディングなだけで、博士や助手たちから、「未来のリーダーまで後一歩、もうひと踏ん張りだ」とか言われるくらい。''イベントCG無し''。
-獲得できるスキルポイントの量は、ナナミのコンディションによって左右される。(コンディションは円グラフで表示されていて、だいたいの量が確認できる)
--バンバン正解しても、ナナミのコンディションが悪いと、スキルポイントがほとんど獲得できないって事が結構起きる。 
---どれ位違うかと言うと、レベルアップしたばかりの状態で、50問全問正解した場合、~
コンディション約25%…16段階表示で4.5、コンディション約80%…16段階で7。 
--コンディションを維持するにはどうすれば良いかと言うと、特に方法は無い。''ランダムで変化する''。
-実際のTOEICでは「会話問題」「長文穴埋め問題」なんかで、一つの会話や問題文から3〜4問くらい出題されるのに対し、ナナミでは一つの会話・問題文から1問しか出題されない。
--実際のTOEICテストでは文章全体・会話全体を理解して解いていく必要があるが、ナナミの場合だと、~
質問に含まれる文章・英単語を問題文や会話から探し出し、その前後の文章だけを読めば答えられる場合が結構ある。
---その為、文章全体・会話全体を理解する力が付きにくい。 
-少ない問題数に対して、収録単語数は4,005問と凄く多いので、単語学習機能はそれなりに充実している。 
--単語帳替わりに使える『見る学習』なんか、全部で223ページもある。Aから始まる単語だけで、16ページ(1ページ18語)近く載っている。
--また知りたい単語があったら、''その単語が出てくるまで、ずっと十字キーの右を押し続けるか、タッチペンで画面の矢印をひたすらつつけば、そのうち出てくる''。 
--''検索機能などない''。さらに''Aから直接Z に行く様な、アルファベットの最後から探す機能も無い''。 
---なお取説には詳しい操作方法が載っていないので、十字キーでも動かせる事に気づかなければ、ひたすら画面をつつく事になる。
-実は上記の単語学習機能で''単語帳を開くだけで経験値が溜まるので、一度も問題を解かずにクリアできる''。
---選んだら即効戻るを押して、元の画面に戻れば経験値が入っている。
---これは、「勉強機能に興味がないキャラや声優目当ての人」「英語が苦手な人」の救済と取ることもできる。そもそも"選択→キャンセル→選択→キャンセル→…"なんて行動を普通にプレイしてる人はとらない。
--流石に好感度までは上がらない。 
-ヒロインであるアンドロイドのナナミを作った博士には3人の助手がいる。(元気なポニテ娘、不思議系ロリ、優男(でも声は女性が担当))
--しかし3人とも、大してストーリーに絡んでこない。 
--プロローグでちょっと顔出したあと、レベル5達成時のイベントで、通信機能を使ってちょろっと自己紹介してきたと思ったら、~
それっきりイベントには登場せず、後はエンディング、真エンディングで一言二言しゃべるくらい。 
---それと、レベルアップ時にアイテムが入った事を教えてくれるくらい。
-レイナというライバルアンドロイドが唐突に現れるが、彼女が何者で、なぜナナミの邪魔をするのかは最後まで不明。
--最終的に(やはり唐突に)主人公が「どっちも俺が面倒みてやんよ!」みたいな展開になって終了。 
-DS本体のカレンダーに応じて、誕生日や月始めに着せ替えアイテムが追加されるが、イベント時のグラには反映されない。
--着せ替えをすると上画面のキャラグラに反映されるが、イベントにはいくつか種類があり、''この内着せ替えが反映されるのは?のみ''。~
?ソフト起動時の日替わりネタや雑学クイズ~
?メニューと同じキャラグラを使った会話デモのみのイベント~
?上記に更に一枚絵が挿入されるイベント~