[[2009年 次点]] #contents *概要 [#s21bd2a0] |名称|犬神家の一族|[[http://ecx.images-amazon.com/images/I/517olvJFUXL._SS400_.jpg>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001IDYN92]]| |ジャンル|推理アドベンチャー|~| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |メーカー|フロム・ソフトウェア|~| |発売日|2009年1月22日|~| |価格|5,040円(税込)|~| |対象年齢|CERO:C(15才以上対象)|~| *要点 [#u6c2a568] -フルプライスのくせに4時間クリア。そのほとんどが「ただ読んでいるだけ」 -移動もタッチ調査も推理イベントもない。会話中にキーワードを投げつけることで分岐するが、推理力特に必要ない -金田一の頭をタッチペンでポリポリ掻くとヒントが出るが、あまり意味はない *選評 [#n8b921c0] **選評案1 [#kc318636] #aapro{{ ここ数年、「糞は出ない」のジンクスが破られて大量発生しているADVに さらにノミネート級のクソゲーが投下された。 フロム・ソフトウェアから発売された「犬神家の一族」である。 DS推理ゲームによくある「移動」や「タッチ調査」などは一切なく、 ボタンで進む会話中に、手がかりを投げつけるだけ。 通常会話と重要会話の概念もなく、相手が話している途中であればいつでも使用できる。 シーンの移動や場所移動まで、すべてボタンだけで進む。 おまけに、ほとんどの分岐には「推理力」など関係なく起こり 分岐した場合は大抵ゲームオーバーになってしまう。 難しい、と思われるかもしれないが心配いらない。 そんな時のために、「金田一の頭をタッチペンでポリポリかく」という斬新な推理システムがある。 10〜20秒かき続けることでヒントが現れ、どの手がかりを投げればいいかが分かる。 そこには、もはや推理の必要性はまったくない。 おまけのクロスワードや虫喰い算が、一番頭を使うというのは皮肉である。 クリアまで、およそ4時間程度だが、そのほとんどがボタン連打で プレイにメリハリが全くないため、これ以上はやってられないと思うだろう。 見た人は犯人も動機もわかってしまうのに、 年末の原作テレビでCMをやっているのも謎であった。 }} **選評案2 [#db104274] #aapro{{ 「ADVでクソは出ない」はもはや昔話かもしれない。 フロム・ソフトウェア「犬神家の一族」の登場により今年もその法則が覆されたからだ。 DS推理「アドベンチャー」なのに「移動」や「タッチ調査」などは一切なく、 ゲームの殆どがボタン連打で進む紙芝居仕様。 タッチペンの使いどころは、金田一の頭をポリポリと10〜20秒かき続けてヒントを出すという 「フケ飛ばし」にプレイヤーのやる気が吹き飛ぶ。 ミスしたらほぼエンドという分岐にならない分岐に、 会話中に手がかりを投げつける事で現われる分岐も「フケ飛ばし」で攻略できる。 そこにもはや「推理」は無い。「アドベンチャー」も無い。だが「おまけ」がある。 皮肉な事に一番頭を使い、総数約50問とボリュームもあるのがクロスワードと虫喰い算なのだ。 しかもその「おまけ」はクライマックスでも空気を読まずに遊べてしまう為、 ジャンルが「推理小説紙芝居付き『パズルゲーム』」なのではと推理したくなる。 年末、原作テレビのCMに本作を流し 「大々的にネタバレさせておいて、ネタバレ済のソフトを買わせよう」 というのも謎であった。 困惑したプレイヤーはタッチペンで自分の頭をポリポリと掻いている事だろう。 }} *リンク [#e5a3d131] [[公式サイト:http://www.from-mystery.net/inugami/]]~