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*2008年 次点 [#s12212e1]
|名称|逆境無頼カイジ Death or Survival|[[http://images-jp.amazon.com/images/P/B001C0J7Z6.09.MZZZZZZZ.jpg>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001C0J7Z6/silverscythe-22/]]|
|名称|逆境無頼カイジ Death or Survival|[[http://images-jp.amazon.com/images/P/B001C0J7Z6.09.MZZZZZZZ.jpg>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001C0J7Z6/]]|
|ジャンル|逆境生還アドベンチャー|~|
|対応機種|NintendoDS|~|
|メーカー|コンパイルハート|~|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売元|コンパイルハート|~|
|発売日|2008年9月25日|~|
|価格|5,040円(税込)|~|
|対象年齢|CERO:D(17歳以上)|~|

*要点 [#z4d2b206]
-ギャンブル要素皆無のミニゲーム

*決定稿(総評より抜粋) [#vb799d88]
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9/25発売の『逆境無頼カイジ Death or Survival』(コンパイルハート)は、
ギャンブル漫画原作にしてギャンブル要素皆無のミニゲーム集。
シナリオは辛うじて原作をなぞっているものの、原作にあった熱い駆け引きは皆無である。
当たりが見えているという、もはやクジの意味がない「ティッシュクジ」。
原作の印象的なシーンの「焼き土下座」は時間を測るだけ。
タッチペンでなぞるだけの「鉄骨渡り」。
原作のストーリーさえなぞっていればいい、というIFやコンパイルハートの姿勢がうかがえる作品であった。
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*選評 [#qbe1e7f3]
「ギャンブル」とは、金銭や品物などの財物を賭けて偶然性の要素が含まれる勝負を行い、その勝負の結果によって賭けた財物のやりとりをおこなう行為の総称である。 

本作「逆境無頼カイジ Death or Survival」は原作で行われたギャンブルをストーリー通りに進めていくミニゲーム集なのだが・・・ 

限定ジャンケンでは相手とカードでジャンケンするだけである。そこには相手との駆け引きなど存在しない。 
さらに特定のキャラに話しかけた後は相手が出すカードの中身が透けて見えるという糞っぷりである。 
これでは80年代にデパートの屋上で見かけた「じゃん、けん、!ズコー」のじゃんけんゲームのほうがよほど面白いのではないだろうか? 

鉄骨渡りはタッチペンで鉄骨なぞるだけ、それだけである。しかし難易度がポイントで、速度を上げて上位に入らないとゴールしても失格。 
ただし速度を上げると足を踏み外しやすく、あっという間に転落ししてしまう。この鉄骨渡りで落ちそうになると復活イベントが起きるが、まず復活することはできない。 

Eカードは原作では皇帝は平民に勝ち、平民は奴隷に勝ち、奴隷は皇帝に勝つという内容で相手との読み合いや、駆け引きを楽しむシンプルなカードゲームなのだが 
このソフトではEカードを行う前に迷路、スロット、カードめくり(めくられたカードをタッチするだけ)カード記憶(光ったカードを順番にタッチするだけ)の4種類のゲームを行い 
プレイヤーが勝てばCPUが勝手に負けカードを出してくれるのでそこには駆け引き等の要素は皆無である。 

Eカードで勝利するとご褒美の利根川焼き土下座ゲームをプレイできるが、プレイヤーは10秒間利根川がこんがり焼かれる時間を計るだけである。 
時間を計るだけとはもはやゲームではない。 

最後のティッシュくじは、くじをペンでかきわけて当たりくじを見つけるだけである。このティッシュくじではギャンブルの駆け引きどころか思考能力さえも必要としない。 
というよりは当たりが見えていたらもはや「くじ」ではない。 

以上のように本作はミニゲーム集と呼ぶにもおこがましい内容である。 

ギャンブル性が皆無である本作だが、本作を1時間でクリアした後にプレイヤーは思うであろう。 
アイデアファクトリー、コンパイルハートのゲームを買うことは正に「ギャンブル」であると。 


*リンク [#z2c83fce]
[[公式サイト:http://www.compileheart.com/kaizi_ds/]]~
[[公式サイト:http://www.compileheart.com/kaizi_ds/]]