*概要 [#dc841c03]
|名称|高校野球育成アクションゲーム めざせ!甲子園|[[http://ecx.images-amazon.com/images/I/51zw5IspmgL._SL500_AA280_.jpg>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001B4JYVK/silverscythe-22/ref=nosim/]]|
|ジャンル|スポーツ|~|
|対応機種|NintendoDS|~|
|メーカー|タスケ|~|
|発売日|2008年7月31日|~|
|価格|3,990円(税込)|~|
|対象年齢|CERO:A(全年齢対象)|~|

*要点 [#h82a1a58]

*選評 [#v46ce79b]
夏の暑さが本格的になり、甲子園のシーズンになると思い出すゲームがある。~
2005年に発売された「高校野球育成アクションゲーム めざせ!甲子園」である。~
~
GBAで発売されたこのゲームは、「恐ろしく稚拙なグラフィック」「単調で場面が変わるたびに途切れるBGM」~
「審判のボイスがアウトとセーフしかない」「背景と同化してしまうNINJAのような選手達がいる」などのシステム面。~
「スライディング中は塁に触れていてもアウト」「打率の表示が一桁違う(打率5割なら.500ではなく.050と表示される)」~
「外野でバウンドしたボールがファールゾーンへ行くとファールになる」などの斬新なルール解釈。~
更には「セカンドが一、二塁間ではなく二塁上にいるために一、二塁間への当たりはヒットになる」「捕球した内野手は動けなくなる」
~「アウトカウント関係なく一番進んでるランナーを刺そうとするCPU」など、~
甲子園を目指すどころかリトルリーグからやり直した方が良さそうである。~
多方面での大物っぷりを発揮しており、甲子園から連想される「逸材」「怪物」「魔物が棲んでる」などの単語にふさわしい出来を見せつけてくれた。~

さて、2008年のクソゲーオブザイヤーにおいて、なぜ、2005年のゲームの話をしてるのであろうか。~
それは、GBAから「高校野球育成アクションゲーム めざせ!甲子園」がほぼそのままの姿でDSに帰ってきたからだ。~
見た目はもとより、中身も旧作のパスワードが使えてしまうほどの完璧な移植だ。~
変更点は、イベント時のキャラデザ、音楽の質の向上、2画面・タッチパネルに対応、といった些細なところで、
~前作でのバグ・問題点は全くそのままなので、前作のファンは安心して購入出来る。~
タイトルにすら「DS」「2」などを付けずに、GBA版と同じ「高校野球育成アクションゲーム めざせ!甲子園」のままであるのは、~
開発者による移植度への絶対の自信の現れと言えよう。~
DSのGBAスロットにも「高校野球育成アクションゲーム めざせ!甲子園」を差して、~
昔から変わらない甲子園を実感してみるのも良いだろう。~
また、発売日になっても、公式サイトが開設されていないが、これはいわゆる「タイトル買い」をするファンに的を絞った省力化だと思われる。~

当時の高校球児たちは、野球ファンに、プロ、大学、社会人といった新たなフィールドでの活躍を見せてくれているだろう。~
タスケもDSにフィールドを変えて、我々クソゲーオブザイヤーに、変わらぬ活躍を見せてくれている。~
これが、夏の風物詩にならないことを祈らずにはいられない。~

*リンク [#c88c6ee5]