[[2012年 次点]] #contents ///////////////////////////////////////////////// /////総評案テンプレートver1.00////// //*総評案xx ダメジャー大賞 ←総評案の番号と大賞になるソフトを記載してください //#aapro{{ //本文1行目 //本文2行目 //… //本文最終行 //}} ///////////////////////////////////////////////// *総評案1(シェルノサージュ 失われた星へ捧ぐ詩) #aapro{{ 2012年始まって早々、携帯機版クソゲーオブザイヤー(以下「KOTY」)スレは嵐に見舞われた。 そのきっかけは2/14、バレンタインデーにコナミから発売された「NEWラブプラス」。 人気のギャルゲーで、ぴあの増刊が出たり任天堂社長からインタビューを受けたりと、 ギャルゲーというジャンルでとしては破格のブームを起こしたシリーズの最新作という事もあり、 人々の期待と注目ははちきれんばかりだったのだが、あろう事かコナミはそれにはちきれんばかりに山盛りのバグで応えてしまったのだ。 最終的には2度の大型パッチにより、KOTYを競えるレベルではなくなったのだが、当時は注目作が壮大にやらかした事に興奮したのか、 冷静な検証などおっぽりだして騒ぎ、貶し、煽りまくる、空気とスレのテンプレが読めない方々が大量に出現。 もはやまともな会話が成立せず、クソゲーを語るために住民はスレ外部への脱出を余儀なくされる異常事態に陥った。 そんな混乱のさなか、遙か七つの次元を超えた先から忽然と現れたのが「シェルノサージュ 失われた星へ捧ぐ詩」(ガスト)であった。 ギャルゲーの注目作、頻発するフリーズと大量のバグなど、NEWラブプラスとの共通点が多いため、 混乱冷めぬスレ内では両者を並べて、片方を貶すためにもう片方を引き合いに出す行為が横行して荒れ模様に。 そういう困った方々を無視したとしても、ゲームのストーリーは毎月追加配信される有料ダウンロードコンテンツ(DLC)を買わないと完結しない。 その終了まで1年はかかり、パッチも頻繁に当てられている事もあり、年末まで語るのは時期尚早という扱いとなる。 しかし、いざ年末になって振り返ってみても、そこにあったのは依然として高くそびえ立つクソの山であった。 12度にわたるパッチでいくらかのバグは解消されたものの、逆にパッチで発生したバグもあり、手つかずで残る物も含め、未だエラー報告は絶える事がない。 プレイヤーが自衛で取ったバックアップデータに公式が対応する有様である。 バグ以外はどうなのかと言えば、このゲームは画面をトントンとダブルタップし、イオンという女の子とコミュニケーションを取るのと、シャールという小妖精を育成し使役するのが主となっている。 まずコミュニケーションだが、セリフの量がかなり少なく、日に10分程度のプレイでも何度も同じセリフを聞かされる羽目になる。 セリフがネタ切れになるとイオンの体をお触りできる状態になるが、これもろくにパターンがない。 アップデートでセリフ量は徐々に増えているが、アップデート頻度が低いので焼け石に水、あっという間に消費されてしまう。 というかコミュニケーションと言っても、ほとんどはイオンのセリフを一方的に聞かされるだけで、会話にはならない。 たまに選択肢が出る事もあるが、選択肢が1つしかない「選択が出来ない選択肢」である事も多く、 イオンちゃんが「腕を組んで歩きたい」と言ってもプレイヤーは「歩きづらくてイライラしそう」と答える事しか許されないディスコミュニケーションっぷりだ。 機嫌のパラメータは存在するものの、時間でぐんぐん上がり、寝ればあっさりリセットされ、そもそも特にデメリットが存在しない。 一応イオンのリアルタイム・ライフ・シュミレーション(パッケージの記述より)の体裁を取っており、日々イオンが食ったり寝たり工作したりぼーっとしたりしているが、 これもパターン数が少なく、曲も一種類で、眺めていてもすぐに飽きてしまう。 外出などされた日には眺めて退屈どころの話ではなく、一切のコミュニケーションが取れなくなる有様だ。 だがもしかすると、我々は固定観念に囚われすぎなのかもしれない。何しろイオンちゃんは七次元人なのだ。 せっかくのデートがループする背景を3分ほど歩いて終わりなのも、 トイレ中のイオンちゃんをトントンすると「一緒に入る?」などと言い出すのも、 イオンちゃんがテーブルの裏で寝たり、壁に埋まったり、胴体が伸びたり、 テーブルから生えたりするのも、きっと七次元流のコミュニケーションなのだ。 ただ残念ながら、この名状しがたきイオンちゃんとの七次元コミュニケーションは我々の理解が及ぶ物ではなく、三次元的な認識ではやはりクソゲーと言うしかないだろう。 小妖精シャールはバーコードからキャラが生成されるのだが、生成に使う数字が国とメーカーを表す部分なので同じシャールばかりぞろぞろ作られ、 大勢に使われるシャールは契約に支払うポイントがお高くなる仕様なので、高い連中ばかりで新規プレイヤーはシャールとの契約が困難になってしまう。 救済のため1体目のシャール雇用がタダになったり、シャール無料契約券が発行されたりしたが、そうなるともう誰かの強いシャールを雇えばいいだけで、育成もバランスも崩壊。 雇用のためのポイントを稼ぐ、というゲーム性も無くなってしまった。 シャールの主な仕事はシナリオロックの解除であり、「エロゲの体験版より少ない」と言われる2時間弱の一本道シナリオを、少しでも長く保たせるための足かせであったはずだが、 強シャールなら解除に1日しかかからない。 シャールの仕事にはクエーサーを送るというのもあり、みんながサーバーに送ったクエーサーの累積量で特典が開放されるシステムなのだが、 せっかく送ったクエーサーがゲージを振り切ったのに、公式が「バグで本当は貯まってない」と発言し開放が遅れる事件が発生。 プレイヤーたちがやる気をなくし、ゲージの進みが悪くなると、貯まりきらない内に特典開放。gdgdすぎる。 毎月配信のはずのDLCは2ヶ月1本のペースに遅延し、もういつ完結するのかも定かではない状態。 やきもきするプレイヤーをよそに、アップデートで会話が追加されたと思ったら、あなたに気持ちを伝えたいと本を書きだし 「絶対に、あなたに届けたい。だから無理してでも頑張るよ!」とか苦労とあなたのためにをことさらアピール、プレイヤーに一択の「楽しみに待ってるよ」を言わせたあげく、 最後には「出来上がった本はコミケで買ってね(意訳)」と言い放つイオンちゃん。 ストーリー完結の作業はどこへやら、小遣い稼ぎにデート商法を始める前代未聞の展開には呆れるばかりだ。 それとも、これが七次元人と付き合うという事なのだろうか? 七次元ほど遠くはないものの、海の向こうからも刺客が現れていた。 「HEAVY FIRE The Chosen Few」(ハムスター)。 このヘビーファイアというタイトルは低価格のガンシューティングとして人気のシリーズで、このたび据え置き・携帯機両方にソフトを擁して上陸したわけだが、 そのあまりのクオリティーに据え置き版KOTYスレで話題騒然となる。 となれば携帯の方は……? そう、蛙の子は蛙。クソゲーの子もやはりクソゲーだった。 このゲームは北米のWiiware2作品を1本にしたものだが、2つ入ってるからお得かと思いきや、元はWiiwareの5ドル×2がなんとびっくり4,980円(税込)の大幅値上げ。 おまけに2人プレイモードや一部の武器も削られた、まごう事なき劣化版になっている。 無理矢理ニコイチにした辻褄合わせのためか、ミッション開始時にストーリー解説のグラフィックが追加されているが、これが中学生の落書きレベルのチープな代物。 内容も「狙撃兵だ!」と笑顔で警告したかと思えば次の絵ではもう倒していたり、研究者を救出に来たはずなのに施設を爆破したり、核弾頭のある武器庫も爆破してたりで、 逆にストーリーどうなってるんだと混乱してしまう始末。だがスキップできないので、見るしかない。 延々続くチープな紙芝居に戦闘意欲が萎えきったところでステージ開始。 このゲームはレールシューティングで、移動は自動、プレイヤーは出てくる敵の射撃に専念する事になる。 PS1時代かと思うようなローポリの敵の頭上に「!」マークが出ると、その敵はライフを減らす命中弾を撃ってくるので、撃たれる前に倒さなければならない。 のだが、出現と同時に「!」を出し間髪入れず発砲してきたり、画面上部にいる敵の「!」が画面外に見切れていて見えなかったり、 遠くの敵は小さすぎて照準しづらかったり、ダメージの弾痕で敵の姿が隠れたり。 ひどい時には同時に10人近い敵が現れたり、「!」が何個も出たりする。 当然グレネードなんて親切な物はなく、隠れる機能もない。 それどころか、あのデスクリムゾンにすらあったライフ回復アイテムもない。 チェックポイントもないので、やられればまた最初、つまり冒頭の長い紙芝居からやり直しになる。 この過酷な戦場で何とか気持ちを奮い立たせようにも、BGMはメイン画面用曲が特定ステージで使い回されるだけで、あとは無音。心が渇くこと請け合いである。 そして頑張ってクリアしても、エンディングで流れるのはまたも使い回されたあの曲。 スタッフロールは手動でページめくりせねばならず、キャンペーンモードはデータリセットしない限り再プレイできない。 戦いは空しい。そのありふれた言葉も、このゲームをやった後ならばこれ以上なく実感できる事だろう。 据え置きで話題、という話では、このタイトルも忘れてはならない。 「Piaキャロットへようこそ!!4 〜夏の記憶〜」(PIACCI)は、2011年に据え置き版スレでKOTYを争ったPia4、あるいはPアフォと呼ばれたゲームの移植である。 このゲームのクソっぷりは、据え置き版KOTYを知っている者には繰り返しになってしまうが、まずギャルゲーなのにグラフィックが低レベル。 キャラの半分は「できるだけテキストウィンドウから上を見たくない」と言われるほどのヒラメ顔、 背景も「地平線が見え木々が生えている、サバンナのような競技場」を始め、枚挙に暇がない。 ADV+SLGというジャンルのADV部分は、そもそものシナリオが陳腐で薄っぺらなのに、 語尾に♪や汗マークを頻繁につけ、嫌がる女の子をつけ回すストーカー気質の主人公に余計にイライラさせられる。 18禁でのエロシーンをただ削除した結果「プレイヤーの知らない内に恋人になり肉体関係にまでなっていた」事もしばしば。 SLG部分は能力値がエンディング分岐にしか関係なく、数多くある仕事も能力値上昇が最高の物以外はほとんど存在価値がないという意味不な仕様。 しかし能力値が足りていなければ、例えヒロインと肉体関係になっていても「この夏は働いてた記憶しかない」と言い放ちヤリ捨てる結果に。 パッケージ裏にはシュミレーションとの記述があり、シェルノサージュの事も考えると、この「シュミレーション」という謎のジャンルの奥深い邪悪さに戦慄を覚えずにはいられない。 実は携帯機移植で、UIなどシステム面は大幅に改善されている。 しかしそれも上記のクソ要素の前では焼け石に水、再びのKOTY登場となった。 そもそも18禁の時からクソゲー呼ばわりでエロ以外評価されなかったのに、取り柄のエロを抜いてしまったのだから、 据え置きで既に誰得移植だったこのゲーム、どうしてさらに携帯機に持ってきてしまったのか。 そんなに2011年のKOTYを逃したのが悔しかったのだろうか? 最後に、2つのミニゲームを紹介しよう。 1つは「パシャットバシット〜Whack A Friend〜」(アイシーエムジャパン)。 DSiダウンロードソフトで、価格は200円。タッチペンを使ったモグラ叩きゲームという他愛ない内容だが、この価格なら文句を言うのは野暮というもの……だったはずだが、そうは問屋が卸さなかった。 普通のモグラ叩きと違って、このゲームはカメラ機能を使って取った顔写真をモグラに貼り付けられる(タイトルの英語も、和訳すれば「友人叩き」)。 写真を使わない場合は、デフォルトで用意されているイラストを使うのだが……これがかなり不快な顔をしている。 コンセプト的に、殴って気がとがめる顔でも困るのだが、それにしてもひどすぎる。 イラストはこの一種類しかなく、これが常に上画面で大写しなので非常にイラつく。 さてゲームを始めてみると、モグラが出てくる穴は9個なのだが、なんと1匹ずつしか出てこない。 同時に画面にいるのは2匹まで。偽物やフェイントなどの、ミスを誘う要素もないので、出てくるモグラを順番にただただ叩く単調な、砂を噛むような味気ないゲームとなる。 さらにモグラの初期速度がかなり遅く、スピードアップのペースもゆっくりなため、ミスが発生する程度に慌ただしい速度には、人にもよるが30分はかかる。 その間はずっと、ミスしようもないモグラ叩きを淡々続ける事になる。 「叩かれたターゲットにはユニークな効果がつく」とゲームの説明で述べられているが、 実際はユニークでも何でもないピンクのイボやら青あざやらイモリやらトカゲやらがランダムで顔にべたべた貼られていくだけ。 元からキモいイラストがさらにグロく、生理的嫌悪をもよおすレベルになる。 それが前述の通り、常に上画面に大写しなのだからたまらない。 タイトル通りに友人の顔写真でも使ってみようとするのなら、本体保存の写真は使えず、このソフト上で撮影するしかない。 保存も1枚しかできず、新しい写真を撮るなら前の写真を消すしかない。 そして写真を消すと、スコアの記録も消えてしまう。 タイトルにもなっている目玉機能を使うと、30分以上の単調な作業と気色悪い効果に耐えてようやく記録したスコアが警告一つ無く消去されるのだ。 ミスを4回するとゲームオーバーではなくクリアと表示されるこのゲームだが、確かにこんなゲー無をやっていれば、脳内の何か大切な物がクリアされてしまう事だろう。 もう1つのミニゲーム、というかミニゲーム集は「みんなの縁日」(バンダイナムコゲームス)。 縁日、バンナム、ミニゲーム集、のキーワードにあるクソゲーを思い出してしまう人もいるだろうが、別に移植でも続編でもない。 だが関係ないならクソゲーじゃないのかと思うと、残念ながら立派にクソゲーである。 7つのミニゲームが収録されているが、その中で面白いと言えるのはミニボウリングとスマートボールの2つのみ。 金魚すくいは何をやってもポイが破れる事はなく、ヨーヨー釣りのコヨリも同じ。 マーカーとターゲットが重なってる時に3DSをちょっと持ち上げるだけで釣れる。重なってなくても釣れる事すらある。 輪投げと射的はターゲットがふわふわと空中浮遊している謎シチュエーション。 輪投げに微妙な力加減は必要なく、射的は半自動の追尾があるので、テクニックは何もいらない。 ちなみに射的の操作ではマイクに息を吹く。それは射的でなく吹き矢だろう。 かき氷に至っては、3DSを回して氷を削りシロップをかけるだけ。どう考えてもゲームではない。 これら5つはゲームオーバーという概念が無い。モードが複数あるがどれも代わり映えが無く、収集要素があるもののゲームがつまらないのでモチベーションにならない。 最後は常に、疲労感とため息と共に自らBボタンを押してゲームを終わらせる事になる。 なおこの他に7つおまけゲームという物も入っているが、映像を万華鏡化するだけ、3DSのゲームコインで収集アイテムと引き替えられるお札を買う、など ろくにゲームがない。まぁかき氷を思えば今更ではあるが。 面白いゲームもあるとはいえ、所詮ミニゲームレベルの面白さ。4000円近くを払う価値は全くない。 そもそもゲームの背景は3DSカメラの映像にエフェクトをかけただけで、縁日っぽさは皆無。 無理に縁日らしさを探すとすれば、値段に合わないこのぼったくり感ぐらいなものだろう。 さて、5本の候補が出揃ったところで、いよいよ2011年携帯機版KOTYを発表する事としよう。 今年一番のクソゲー、KOTYに選ばれたそのソフトは――「シェルノサージュ 失われた星へ捧ぐ詩」である。 確かにどのクソゲーもいずれ劣らぬひどさだ。 しかし当然ではあるが、一通りやればクソゲーだとわかる。 クソゲーとわかれば、後はやめてしまえばいいだけだ。それでもう、そのクソゲーからダメージを受ける事はない。 だが、シェルノサージュは「未完成」なのだ。 今はどう見てもクソゲーだが、DLCが揃って完結したら、パッチでバグが根絶したら、もしかしたら。 そんな錯覚からゲームをやめられず、延々とクソゲーに囚われ続ける。 希望を求めた結果、絶望に絡め取られるその様は、蜘蛛の巣に捕まった哀れな蝶のようである。 本来は欠陥である「未完成」を逆手にとって人々をクソゲーに縛りつけ続けるシェルノサージュは、累積ダメージという点で他の候補に勝る破壊力を有していると言えよう。 シェルノサージュについては、「ネットオンリーのゲームはネトゲ板で」というルールにも触れねばなるまい。 オンライン専用と銘打ってはいるものの、実はこのゲーム、イオンとの簡単なコミュニケーションならオフラインでもプレイ可能になっている。 そのためここでは「ネットオンリー」の条件には当たらないとした。 この解釈には異論のある者もいるかもしれない。 だが今年一番のクソゲーを決めるのがKOTYだ。 今年一番のクソだと思えるゲームがそこにある時、それを解釈の問題で除外する事にどんな得があるのだろうか? 少なくともそれは、KOTYスレにとってはマイナスでしかないだろう。 さて、2013年には「シェルノサージュ〜失われた星に捧ぐ詩〜RE:Incarnation」という、今までのDLCと最新パッチ、さらには追加要素など収録したソフトが発売されるそうだ。 一見すると完全版商法のようだが、これも未完成品である事は変わらない。 そもそもシェルノサージュ自体が「サージュ・コンチェルト」なるシリーズの第一弾と聞く。 いったいシリーズ完結はいつの日になる事やら……。 「絶対に、あなたに届けたい。だから無理してでも頑張るよ!」 「……いや、いいからとっとと終わらせてください」 }} *総評案1.1(総評案1の差分) [#x9f0b349] #aapro{{ 12度にわたるパッチでいくらかのバグは解消されたものの、逆にパッチで発生したバグもあり、手つかずで残る物も含め、未だエラー報告は絶える事がない。 プレイヤーが自衛で取ったバックアップデータに公式が対応する有様である。 バグ以外はどうなのかと言えば、このゲームはイオンという女の子とコミュニケーションするのと、シャールという小妖精を育成し使役するのが主となっている。 まずコミュニケーションだが、とにかく量が貧弱すぎる。 画面をトントン叩いて会話を試みても、イオンの体をお触りしてみても、日に10分程度のプレイで何度も同じセリフを聞かされる羽目になる。 リアルタイム・ライフ・シュミレーション(パッケージの記述より)と銘打っており、イオンの日々の生活が見られるのだがこれもパターンが少なく、曲も1曲なのですぐに飽きてしまう。 注目するのはせいぜい、イオンの胴体が伸びたり机から生えたりする時くらいか。(勿論バグ) 外出などされた日には眺めて退屈どころの話ではなく、一切のコミュニケーションが取れなくなる有様だ。 アップデートで徐々に量は増えているが、アップデート頻度が低いので焼け石に水。 というかコミュニケーションと言っても、ほとんどはイオンのセリフを一方的に聞かされるだけで、会話にはならない。 たまに選択肢が出る事もあるが、選択肢の量まで貧弱で、1つしかない事が多い。選ぶ事が出来ないそれを選択肢と呼んでいいのかは疑問だが。 シャールはバーコードからキャラが生成されるのだが、生成に使う数字が国とメーカーを表す部分なので同じシャールばかりぞろぞろ作られ、 大勢に使われるシャールは契約に支払うポイントが高額化する仕様なので、新規プレイヤーはシャールとの契約が困難になってしまう。 救済のためシャール無料契約券なども発行されたが、そうなるともう誰かの強いシャールを雇えばいいだけで、育成もバランスも崩壊。 雇用のためのポイントを稼ぐ、というゲーム性も無くなってしまった。 シャールの主な仕事はシナリオロックの解除であり、「エロゲの体験版より少ない」と言われる2時間弱の一本道シナリオを、少しでも長く保たせるための足かせであったはずだが、 強シャールなら解除に1日しかかからない。 シャールにはクエーサーを送るという仕事もあり、みんながサーバーに送ったクエーサーの累積量で特典が開放される……はずが、 ゲージを振り切っても「バグで本当は貯まってない」と開放を遅らせる事件が発生。 そうかと思えば貯まりきらない内に特典開放される事もあり、gdgdすぎる。 毎月配信のはずのDLCは2ヶ月1本のペースに遅延し、もういつ完結するのかも定かではない状態。 やきもきするプレイヤーをよそに、アップデートで会話が追加されたと思ったら、あなたに気持ちを伝えたいと本を書きだし 「絶対に、あなたに届けたい。だから無理してでも頑張るよ!」とか苦労とあなたのためにをことさらアピール、プレイヤーに一択の「楽しみに待ってるよ」を言わせたあげく、 最後には「出来上がった本はコミケで買ってね(意訳)」と言い放つイオンちゃん。 ストーリー完結の作業はどこへやら、小遣い稼ぎにデート商法を始める前代未聞の展開には呆れるばかりだ。 それともこれが七次元のコミュニケーションなのだろうか。高度に発達しすぎて、三次元人にはクソゲーと見分けがつかないが。 }}