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[[2017年 次点]]

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*総評案1 (選考不十分により大賞なし) [#d60b9286]

KOTY2016携帯 総評案その1(1.1)
-総評案1 ◆1pYFD7QAoM氏
--初出 2017/03/03(土) 23:15:50.30 part1 >>769
--最新版  上記のものの修正版 2018/03/04(日)18時過ぎ

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携帯KOTY 2017 総評

2016年の携帯クソゲーオブザイヤーは非常に長く、苦しい戦いだった。
「Wizardry 囚われし亡霊の街」と「太平洋の嵐 ~皇国の興廃ここにあり、1942戦艦大和反攻の號砲~」。2つの糞々の放つ巨大な力に、我々は為す術もなく飲み込まれていった。
多数の犠牲者を出しつつ、最後に残ったのは2011年据え置きで惜しくも大賞を逃した絶対零度の力を持つ「Wizardry」。
敗北総評案が出るほどの壊滅的ダメージを受けつつ総評が完成したのは2017年10月10日のことであった。

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2016年の壊滅的ダメージを受け、成立10週年を迎える2017年の携帯KOTYは困難な旅路となった。
スレが立つのが3月……。前年度で犠牲者がですぎて検証できない……。出来は悪いけれどKOTYというほどではない……。
しかし2017年度の最大の敵はそれらだけではなかった。ずっと昔から忍び寄っていたのだ。奇しくも携帯KOTYと同じ年に生まれ、瞬く間に世界を覆い尽くした世紀の大発明。
そう、スマートフォンである。
スマートフォンの基本プレイ無料というビジネスシステムはゲームのお金を根本的に変えてしまった。
ユーザーは無料という言葉に連れ去られ、企業はユーザーと天井知らずの課金方法に魅力を感じ、去っていった。
俗に言う「ゲームハード衰退」により、発売されるゲームは徐々に、そして確実に人や活気を失っていったのだ。
据え置きはグラフィックなどで、スマートフォンになんとか対抗できた。しかし、携帯はどうか。携帯性・汎用性・値段において対抗できなかったのである。
人口減少は2007年にすでに始まっていたのだ。

上記のような要因により、選評は1つも現れなかった。
ここから出る答えは1つ。クソゲーオブザイヤー2017年大賞は「選考不十分により大賞なし」である。


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思い返せば長くも短く感じる10年だった。

2007年の「ONI零 戦国乱世百花繚乱」「Apathy アパシー ~鳴神学園都市伝説探偵局~」はKOTY史上初の2作同時受賞となった。
2008年の「高校野球育成アクションゲーム めざせ!甲子園」はクソそのままにDSへ移植するという暴挙をしでかした。
2009年の「戦極姫 戦乱に舞う乙女達」はまさかの据え置きとのW受賞を勝ち取った。
2010年の「ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュ123!!」はバグを使わず大賞を奪い取っていった。
2011年の「対戦チンチロリン」はゲームの存在価値がないと断言された。
2012年の「ヘビーファイア・ザ・チョーズン・フュー」は5ドルからの大幅値上げという斬新さを見せつけた。
2013年の「ホームタウンストーリー」は訳の分からないストーリーで精神を削っていった。
2014年の「インフィニタ・ストラーダ」は基本無料ながらゲーム根幹が腐っていた。
2015年の「機動戦士ガンダム バトルフォートレス」は同じく基本プレイ無料でプレイできないという新たな境地を切り開いた。
2016年は冒頭に書いた通りである。

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現携帯ハードの3DSとVitaは2017年でちょうど誕生6年を迎えた。しかし、次世代機の話は聞こえてこない。
Vitaに至ってはPS4とのマルチタイトルがほとんどであり、SONYは「(携帯市場を)大きなチャンスのある市場だとは見ていない」とのコメントをインタビューに対して答えている。。
Vitaに至ってはPS4とのマルチタイトルがほとんどであり、SONYは「(携帯市場を)大きなチャンスのある市場だとは見ていない」とのコメントをインタビューに対して答えている。
携帯はこのまま滅んでいくのか……いや、2017年は携帯の意志を次ぐものが現れたのだ。ハイブリット型据え置き型ゲーム機NintendoSwitchである。
おすそ分けプレイ……魅力的なソフトラインナップ……だが1番消費者を虜にしたのは「携帯性」だろう。それは間違いなく携帯機の持っていたDNAである。
残念ながら任天堂が据え置きとしているので携帯ゲーム機として扱うことはできないが、携帯ゲームの意志を次ぐものとしてこれからゲームハード市場を盛り上げていくだろう。
手のひらにゲームの世界が広がるというのは魅力的なのだ。おそらく、これからもずっと。

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「クソゲーがなくなるのは良いことである」。しかし、それは寂しくもある。
携帯クソゲーオブザイヤーは一旦幕を閉じるが、これからもし携帯機が出るとするならばまたこのスレは復活するのだろう。2007年のあの日のように。
最後にKOTY、そしてこれまでスレを訪れた人々に向け、2010年の総評を借りつつこの言葉を送りたい。

     ,‐ - 、      ,へ
    i    `ー- ―/ γ⌒ヽ _
    l         ーヘ,   ノ フ
    /            ~ヽノ
  ‐┼-   ●    ●  ┼- 
  ‐┼-      ○     ┼- Thank You! KOTY!
   _ゝ-           メ、☆ 2007-2017
    /ヽ、--ー、__,-‐´ \─/
   / >   ヽ携―帯<\  ||ー、
  / ヽ、   \ i |。| |/  ヽ (ニ、`ヽ
 .l   ヽ     l |。| | r-、y `ニ  ノ \

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*総評案2 (該当作なし) [#sc3982da]

-携帯KOTY2017 総評案2◆vDCBmKX.Yg
--初出 2018/03/04 Part1 >>798
--最新版 2018/03/04 Part1 >>822

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昨年のKOTYは稀に見る難産であった。
選評の届いていた一作を大賞に据える、それだけの事が遠かった。
2011年の終わりと共に闇へ葬り去られたはずの「Wizardry 囚われし亡霊の街」が2016年の訪れと共に蘇ったのだ。

スレ住民達に誤当地と恐れられた「人生ゲーム ハッピーファミリー ご当地ネタ増量仕上げ」と最後まで据置版KOTY大賞を争った"あの"亡霊である。

諸々の問題で疲れ切っていた携帯スレ住民は為す術もなく亡霊に蹂躙され、検証は困難を極めた。
更にはトドメを刺しにでも来たのだろうか、SSαからの刺客「太平洋の嵐 〜皇国の興廃ここにあり、1942戦艦大和反攻の號砲〜」が年末の魔物として現れる。

嵐と亡霊に呑まれ、携帯スレが焦土になりつつも2017年10月吉日、約22ヶ月に及ぶ戦いは「亡霊の大賞受賞」という結果で幕を下ろした。
二度と現世へ迷い出ない事を願う。

****

そうして2017年、もはや住民にかつての力など残っていない。
それを象徴するかのようにスレが立つのが遅れ、候補に上がるゲームは一本も無く、総評案を篩にかける段になった今もスレはPart1のままである。

我々はクソゲーに敗北したのだろうか?
否、大賞候補となり得るクソゲーが存在しないことは本来喜ばしい事である。
携帯KOTY始まって以来の出来事を祝し、この言葉をもって締めくくりたいと思う。

「クソゲーが出ないことは良い事です」

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