[[2014年 次点]]

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*概要 [#yb792464]
|名称|Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ|~|
|ジャンル|魔法少女バトルアクション|~|
|対応機種|ニンテンドー3DS|~|
|発売元|角川ゲームス|~|
|開発元|KADOKAWA|~|
|発売日|2014年7月31日|~|
|価格|限定版 8,800円/通常版 6,000円(税別)|~|
|対象年齢|CERO:B(12歳以上対象)|~|

-[[公式サイト>http://game.prisma-illya.jp/]]

*関連動画 [#u87c2755]
PV
#youtube(7zZ99F00K8I)


*選評案その1 [#sa220017]
※2014年8月5日修正
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Fate/kaleid liner
プリズマ☆イリヤ
4キャラ全てハードでクリアしました。
その時点でプレイ時間およそ5時間。
当方、フェイトは原作を一切知らないので、特にキャラも知らない状態です。
また、今年の作品の選評は目を通していますが、プレイはしていませんので、
あくまでその上でのこの作品への評価として読んで頂ければ幸いです。
Fate/kaleid liner 
プリズマ☆イリヤ 

簡単にゲーム内容を説明します。
選択できるキャラクターは4人
イリヤ、美優、凛、ルヴィア(1週目はイリヤ固定)
選択したキャラクターでストーリーを進めます。
ゲーム内容概略 
1週目クリアまではおよそ50分 
イリヤ、美遊、凛、ルヴィアの全4キャラ 

ストーリーを簡単に説明すると、
7人の英霊のカードを失くしたので、7日以内に全て集めましょうというもの。
ストーリー 
TVアニメ 「Fate/kaleid linerプリズマ☆イリヤ」 
の1期終了後から始まる後日譚 
7人の英霊のクラスカードをとある事情で紛失したので、 
それを4人で7日以内に全て集めよう!というストーリー。 

ストーリーの進め方を説明します。
一番始めはステージが7個用意されており、
そこから1つを選択すると、イベントが発生します。
イベント内容は、以下の4つ
・英霊と戦闘(勝利すると英霊のカードゲット)
・エレメンタルカードゲット(後述)
・他の魔法少女と戦闘(勝利でカードゲット)
・会話イベント
1日につき、最大3回まで行動ができ、それが7日間あるので、
最大21回行動し、その間にカードを集め終えなければバッドエンド。
ゲームの流れ 
1日につき3回の行動選択が与えられ、 
7つのマップより一つを選択し、そのマップで以下のイベントが発生する。 
・英霊とのバトル 
・他の魔法少女とのバトル 
・エレメンタルカードの入手 
・会話イベント 
英霊とのバトルはマップに場所が表示されるため、そこへ行けばバトル可能。 
ただし、戦う相手はランダム。 
英霊とのバトル以外は何が発生するか完全ランダム。 
1日ごとに英霊が1体ずつマップ画面に追加表示され、7対倒すとGOODエンド。 
7日経過時に7体倒せないとバッドエンド。 
それぞれ1枚絵が用意されている。 

戦闘について説明します。
ストーリーしかやっていないので、対人戦については分かりません。
ストーリー内のCPUとの戦闘では、
相手のライフを0にすれば勝利です。
逆に、自分のライフを0にされる、タイムアップ(60秒)になる、
味方に敵を倒されると敗北になります。
ジャンプやステップなどで移動し、
通常攻撃(近接+ショット)とエレメンタルカードを使用して戦います。
バトル 
対戦型の3Dアクション(カスタムロボとかガンダムVSシリーズみたいな) 
ショット,アタック,ステップ,ジャンプ,エレメントカードを駆使し、 
相手のライフを0にすれば勝利。 
ライフを0にされる,制限時間の60秒が経過, 
英霊とのバトル時に他のキャラが参加していた場合、そのキャラに英霊を倒されても敗北となる。 
対戦モードでは、制限時間が60秒、99秒、無限から選択できる。 
また、魔法少女だけでなく英霊も操作できる。 

カードについて説明します。
エレメンタルカードには大きく分けて4つの種類があり、
攻撃カード、防御カード、補助カード、クラスカードがあります。
攻撃カードは一般的なファイアとかサンダーとかの所謂魔法攻撃で、ダメージソースになります。
防御カードは敵の攻撃を防いだり、反射するカード。
補助は回復や、バフを書けるカード。
クラスカードは、英霊の持っている武器を使用して攻撃できるカードです。
コモン・アンコモン・レアの3種があり、当然レアが一番強いです。
難易度によって手に入りやすさが違い、ハードならレアが出やすいです。
このカードを10個組み合わせてデッキを作り、戦闘に持ち込めます。
エレメントカード 
大きく4種類に分かれており、バトルに任意の10枚を持ち込むことができ、様々な効果をもたらす。 
攻撃カードは敵に火の玉を打ち出したり、追跡弾を打ったり、必殺技を放つカード。 
防御カードはバリアを張ってダメージを防いだり、反射させたりするカード。 
補助カードは自分にバフをかけたり、回復したりするカード。 
クラスカードは英霊の武器を使用できる。HP30%以下で使用すると夢幻召喚となり、姿まで変化する。 
エレメントカードは前述のイベントで拾ったり、 
他の魔法少女に勝つと3枚ずつ手に入る。(ランダム) 
コモン,アンコモン,レアがあり、高難易度ほどレアなカードが手に入りやすい。 

以上が簡単なゲーム内容の説明になります。
それでは、評価に移りたいと思います。 

結論から言いますと文句なしのクソゲーと思います。 
大きく分けますと以下の3つの理由があります。 

それでは、評価に移りたいと思います。
1.戦闘の単純さ 
2.プレイ時間の短さ 
3.操作や仕様の不満 

結論から言いますと文句なしのクソゲーと思います。
大きく分けますと以下の4つの理由があります。
1.戦闘の単純さ 
このゲームには、デッキカスタマイズという要素があるため一見様々な戦略を練り、 
トライ&エラーの楽しみがあるように見えます。 
しかし、ある要素でそれが台無しになっています。 
それは「制限時間の存在」です。 
制限時間は60秒であり、エレメントカードが不足しがちな序盤は、 
開始20秒ほどで敵が発見できなければタイムアップ一直線になります。 
そのため、まずバトルで第一にやることは敵を発見すること、 
そして手早く処理することが必要となってきます。 
必要なものは火力、すなわち攻撃カードになります。 
このことに気づき、カードが集まってくると負けはなくなってきます。 
しかし、この圧倒的火力をもってしても敗北をもたらしてくる最大の敵がいます。 
それは味方です。 
味方の魔法少女は英霊戦にランダムで参加してきて、共闘してくれます。 
凛操作時にルヴィア、もしくはその逆が参加した場合、原作再現として、 
敵対しながら英霊とも戦うことになります。 
その2人が対峙した時ならまだ納得がいくのですが、どの魔法少女が参加した場合も、 
味方に英霊への最後の一撃を奪われると敗北になります。 
途中まで押せ押せだった試合展開を最後だけ掠め取られると大変な憤りを感じます。 
ちなみに相手英霊や魔法少女もカードは使用してきます。 
高難易度程攻撃力が高く設定されているようで、ハードでの味方のカード攻撃が敵に当たると 
一瞬にして体力が溶けるので余計に難しくなります。 
このようにストーリーでのバトルは、 
制限時間と味方、そして英霊を全て敵に回した状態で戦う(強制)ハイスピードバトルになっています。 

1.戦闘における理不尽さ
2.戦略の幅の狭さ
3.プレイ時間の短さ
4.インタフェース・操作の不便さ
2.プレイ時間の短さ 
難易度は全部で3段階あり、全4キャラGOODエンド,BADエンドがあります。 
また、エレメントカードも現在自分が持っているカードだけで109種類。 
恐らく120種ほどあると思われます。 
1週目はノーマルでおよそ50分かかりますが、入手したカードは全キャラ共通で 
使えるため、2週目以降は20〜30分程度になります。 
私のデータでは、エンディング回収とカードの回収、全キャラハードクリアで、 
セーブ画面上では3時間半、実際のプレイ時間は5時間程度と思われます。 
そんなにできるならいいじゃないかとお思いの方はいらっしゃるかと思います。 
ここから先は私個人の感情なのですが、 
私は地雷とわかっている状態で、このゲームをダウンロードで6000円で購入しました。 
分かってはいるつもりでしたが、自分への戒めの為にゲームの仕様の把握、 
バグ解析、ネタ探しをし、2時間半で終わるゲー無を引き伸ばしたことをご了承ください。 
元は取っていないとは思いますが、これ以上は調べるものは何も無いと判断しました。 
クソゲーに金額は関係ありませんが、 
人の心の傷は金額によってはより深くなるということを教えてくれました。 

1.戦闘における理不尽さ
戦闘自体は大変単純で、ステップやジャンプを駆使すれば相手の攻撃は当たりません。
また、ロックオンもあるので攻撃を当てるのも簡単です。
ただし、敗北条件のタイムアップ、味方に敵を倒される、この2点が理不尽さを極端に上げています。
リアルに60秒しか時間は無いので、敵を見失ったり、ちまちまショットを当てているとほぼ間に合いません。
アサシンという姿を消す英霊が敵で、なおかつ、冬木港という敵を見つけにくいステージの場合、
うっかり見失うとそのままタイムアップになる事もあります。
味方はどの戦闘でも毎回参加するわけではないですが、(ランダム?)
カードを無制限に使用して攻撃するので、敵の体力を一気に削りきってこちらが敗北する事が多いです。
ちなみに、戦闘後の会話では共闘していたというような会話なのですが、
その場合、カード化に失敗し取り逃がすという展開になります。
3.操作や仕様の不満 
下画面タッチパネルは一切使えません。これは完全に私個人の想像なのですが、 
どうも画面自体はタッチできそうなモデリングがされているので、 
結局タッチ対応まで間に合わなく(費用か期間が)、全てばっさり削った気がします。 
戦闘時のロックとカメラ操作が微妙に使いづらいです。 
ロックするためには、十字キー左右でカメラを回転させて、 
敵がいる方向に画面を向けて上キーでロックをかけます。 
また、カメラの上下方向への操作はできません。 
3DSだからこの問題があるわけではなく、ジャンルは違いますがMH3Gなどはうまく対応していました。 
説明不足な点も目立ちました。 
味方に敵を倒されたら敗北する事、英霊に負けると行動回数が1回余分に減ること、 
凛操作時のルヴィア、ルヴィア操作時の凛は敵となっていることなど、 
当然説明される部分がまったく説明されていない事が大変不親切に感じました。 
※行動回数が余分に減ることに関しては美遊編の最初にちょっとだけ説明してました。 
 ただし、明確ではないためほとんどの方は気づかないと思いますし、 
 そういう重要な要素は1週目のイリヤで説明すべきだと思います。 

2.戦略の幅の狭さ
これは1に関連するものなのですが、カードの選択は最終的にほぼ攻撃一択になります。
というのも、時間制限がある以上、バリアや敵の動き制限などの搦め手を使う余裕が無く、
圧倒的火力で削り殺す事が必要だからです。
カードが無い序盤はそのおかげで戦いにスリルが存在します。
カードが集まってくると、ハードでも敵には簡単に勝てるようになります。
ただし、勝利しても得られるものは虚しさだけであり、
逆に敗北した際(大体理不尽な負け方)には怒りがこみ上げます。
(4)ファンサービス 
私自身はFATEファン、イリヤファンではないため、他の方のレスを参考に記述します。 
・クラスカードの、限定召喚、夢幻召喚のシステムは良い 
 しかし、頭を付け替えただけの糞コラの為に全て台無し。 
 (原作ではちゃんと専用のコスチューム、ヘアアレンジがある。) 
・ボイスはおおむね好評、1枚絵自体は良いが、この金額でこれ・・・?という感じ。 

3.プレイ時間の短さ
1週目がノーマルでおよそ45分。
それ以降はハードで、カード集めを含めて全キャラクリアするまでおよそ5時間です。
まだ収集要素はありますが、あまりやる気はおきません。

4.インタフェース・操作の不便さ
下画面タッチパネルは一切使えません。
ステージ選択とか、デッキ構築とか使えてもよさそうなもんなのに・・・
また、戦闘時のロックが微妙に使いづらいです。(十字キー上)
画面外に出るとよくロックが外れるので、再度ロックするためには、
十字キー左右でカメラを回転させて敵がいる方向に画面を向け、
再度上キーでロックをかけます。
また、カメラの上下方向への操作はできません。(向きさえあってればロックはできます。)
他にも気になった点をいくつか書いていきます。 

他にも気になった点をいくつか書いていきます。
・キャラ同士の会話イベントでの分岐無し 
・戦闘開始時にレディゴーとかの掛け声が無く、 
 ロード終了後すんなり始まるのでぼんやりしてるとステージによっては先制される。 
・英霊との戦闘に敗北すると、残り行動数が3,2のときは2個分、1のときは1個分減る 

・キャラ同士の会話イベントでの分岐無し
・戦闘で勝ったのに敗北したバグ(1回しか出てないので要検証)
・戦闘で負けたのに勝利したバグ(1回しか出てないので要検証)
・戦闘開始時にレディゴーとかの掛け声が無く、
 ロード終了後すんなり始まるのでぼんやりしてるとステージによっては先制される。
・英霊との戦闘に敗北すると、行動回数が1つ余分に減るのだが、
 そのことに対する説明が美優ルートの一番始めに少しだけ匂わす程度。
ローカル通信による対人戦は試してないので、 
そこの評価によっては変わるかもしれません。 
ただし、使えるカードはストーリーモードと同じなので、 
回避困難なホーミングや、30秒間ダメージ90%カット+攻撃力上昇のカードなど、 
使いやすいカードをどのタイミングで使うか、 
たけのこニョッキのような対人戦になるとは思います。 

ローカル通信による対人戦は試してないので、
そこの評価によっては変わるかもしれません。
ただ、恐らく大味な対人戦になるとは思います。
基本的立ち位置はゲー無だと思います。 
昨今のキャラゲーには作品愛のあふれる物も増えてきたように私は感じておりますが、 
アクションゲーとしての完成度は低く、 
キャラゲーとしてもファンが首を傾げ、 
細かな気遣いは感じられないなど、 
ゲームとしても、ファングッズとしても満足とは言えない、 
真のゲー無になってしまっています。 

まとめ
1週目はあまりのボリュームの少なさに購入したことに絶望し、
2週目は理不尽な敗北が続く事で怒りの感情が芽生え、
3週目以降は勝利しても虚しさだけが残るそんなゲームでした。
そのため、一概にゲー無とも言えないそんな作品だと思われます。

以上
以上 
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